長崎県の五島列島の沖合では4年前からマッコウクジラが確認されていて、新たな観光の呼び物にできるか検討するため、21日ホエールウォッチングの試験的なツアーが行われまし
た。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033218041.html
ツアーは五島列島の新上五島町のダイビングショップが行い、観光業界の関係者や長崎大学の研究者などあわせて11人が参加しました。
五島列島の沖合では、4年前に始まった長崎大学の調査で、毎年春から夏にかけて多い時には1日に10頭ほどのマッコウクジラが確認されています。
21日は波が高くクジラを見つけにくい状況でしたが、3時間のツアーの間に4頭確認できました。
このうち体長10メートルあまりのマッコウクジラには80メートルほどの距離まで近づくことができ、参加した人たちは、クジラが潮を吹いたり尾びれを高く持ち上げて潜ったりす
る様子を見て歓声をあげていました。
参加者の中には初めてクジラを見たという人もいて「五島で見られてよかった」とか「また参加したい」などと話していました。
ツアーを主催したダイビングショップを営む今田哲也さんは「時期が合えばマッコウクジラをいつでも見られる貴重な場所なので、関係者と協議を続けて定期的なツアーを実現できる
よう頑張りたい」と話していました。