自分で喋ったことに「ヘヘヘ」と笑い、泣き出す観客、中年女性は“演説”を…山崎まさよし(51)大荒れカオスの水戸ライブ〈実況中継〉「頼むから歌ってくれ」
「週刊文春」編集部

「会場の空気は最悪でした。私も『いいかげんにしろ、頼むから歌ってくれ』って、そんな気持ちですよね」

 10月21日に水戸市民会館グロービスホールで行われたシンガーソングライターの山崎まさよし(51)のライブに参加した男性はこう振り返る。

(中略)

 そんな山崎のライブで一体何が……? 妻と共に水戸公演を訪れたという冒頭の男性が、会場の“異常”な様子を振り返る。

目撃者が語る“大荒れカオス”の水戸ライブ

 まず、男性が気になったのは、思った以上に「空席」が目立っていたことだという。HPによると、グロービスホールは3階席まで計2000席を備えているが、

「そもそも2階席、3階席は閉鎖してお客さんが入れないようになっていた。観客が入っていたのは1階席だけでしたが、満席というわけでもなく、後方4~5列の席はまばらに埋まっている程度でした」(男性)

 そんな中、ライブが始まったが、冒頭から“異変”が。

「山崎さんは冒頭で『今日は話すライブにしたい』と宣言していました。『え、始まる前にそんなこと言うのかな……もしかして歌わないつもりなの?』と不安になりました」(同前)

 男性の予感は的中する。

「曲の合間の喋りがとにかく長かった。着地点のないような話をダラダラと続けて、自分で喋ったことに、自分で『へへへ』なんて笑ったり。あまりにもしつこいので、ライブの序盤なのに観客席には白けた空気が流れていました」

 ダラダラしたトークが続く中、徐々に会場の雰囲気は荒れていった。

「途中でお客さんの一人が『歌ってー!』って泣き叫んだりもして、会場の空気は最悪でした。私も『いいかげんにしろ、頼むから歌ってくれ』って、そんな祈るような気持ちでしたね」

 しびれを切らして途中で席を立つ観客も出始める中、思わぬ珍事も発生した。

突然、中年女性が“自説”を語り始めて…

「観客の中年女性が“演説”し始めたんですよ。『私は(山崎の曲は)2曲しか知らないけど』と言ってから、長々自説を喋り出したんです。10分くらいはありましたかね。警備員が止めればよかったのに、山崎さんがその女性と話し始めたのでカオス。結構な長さで中年女性と山崎さんの会話が続いていた。

 女性が話し終えたあと、別のお客さんが曲名を挙げて『(曲名)歌って!』とリクエストしたところ、山崎さんはその曲を歌ったんですが、そのままステージからはけてしまった。『え、これで終わり?』って驚きました。数えたらここまでに7曲しか演奏してなかった」(同前)

 多くの観客が呆気にとられていると、前列のファンたちから「アンコール! アンコール!」と声が上がった。山崎はその声に応え再びステージに上がってきたというが……。

「ステージに戻ってきて1曲やって終わり。山崎さんは『こんなに(ライブの)途中で(観客に)帰られるの初めて』なんて言ってましたが、こんな感じだとそりゃそうでしょと思います。最悪な雰囲気のライブでした。仕方ないので、特に文句も言わずに帰りましたけどね。頭の中はモヤモヤでいっぱいでした。これにチケット代7150円はありえないでしょ」(同前)

 この“暴挙”にSNSでは体調不良説など様々な憶測が飛び交ったが、男性によると、当日の山崎の呂律ははっきりしており、酒に酔った様子なども特になかったという。

「普通の感覚だったら、あの客席の空気をヤバイと感じるはず。とにかく冷え切った会場なのに、自分のペースで話し続けていたことが何より異常だった。メンタルの不調なのかな。心配になってしまいました」

 次回のライブは11月2日に控えているが、山崎本人は現時点で何も声明を発表していない。大荒れの水戸公演を訪れた観客は「ワンモア」ライブを望んでいる。

https://bunshun.jp/articles/-/66643