10/9(月) 10:20配信

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アニメ界のレジェンド レコーディングした楽曲は1000曲超

アニメ界のレジェンド・堀江美都子は今でも変わらぬ美声を披露している【写真:ENCOUNT編集部】

 堀江美都子は『キャンディキャンディ』を始め、多数の主題歌を手掛けるアニメ界のレジェンドだ。「タツノコプロ創立60周年記念特別公演~Tatsunoko 60th Legends~」(10月1日、BS松竹東急でオンエア)でも、変わらぬ美声を披露している。しかし、一時はアニメ主題歌を歌うことも拒んだこともあった。そのワケは?(取材・文=平辻哲也)

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 堀江は1969年、テレビまんが『紅三四郎』の主題歌でアニメ歌手デビュー。以後、主題歌は週に10曲以上も放送され、数々のヒットソングが生まれた。レコーディングした楽曲は1000曲超というから驚異的だ。歌手、声優として55年近いキャリアを持つが、その美声は衰えを見せない。

「続けることは難しいですが、一つの秘訣としては、幸いにも声がほとんど変わらなかったことがあります。そのおかげで長く歌い続けられました。特別なことをしているわけではありませんが、喉を大切にして生活しています」

 1977年の『キャンディキャンディ』は100万枚を突破する大ヒット。しかし、その後はアニソン歌手を辞めたいと思ったこともある。一時はライブでも『キャンディキャンディ』を封印していた。

「当時は麻丘めぐみらアイドル全盛期だったんです。私も同じくらいの年齢なのですが、当時のアニソンは作品がメインで私は影の存在でした。自分としてはシンガーとして認められたかったんです。私とは何が違うんだ、と悩んだこともありました。歌手として、いろいろな世界観の歌を歌ってみたいと思っていたんです」

 特に歌いたかったのは、洋楽だという。

「好きなのは、古くは米R&Bコーラスグループの『フォー・トップス』、『スタイリスティックス』、『アースウィンド・アンド・ファイア』、スティーヴィー・ワンダー、ジャーニー、TOTO、キャロル・キング……。挙げたらきりがないほど。洋楽が好きだと言い続けた結果、コンサートで洋楽のカバーを何曲か歌う機会もありました。当時はファンの方も驚いてしまったようです」

 そんな悩んだ時期を経て、再びアニソンの世界に戻っていった。

「成長の段階で壁にぶつかったんでしょうね。実際に歌謡曲の事務所から誘いがあったこともありましたが、よくよく考えてアニメソングの世界観やメロディーの面白さに引かれて、アニソンに専念することにしました。これが私の人生で最高の決断でした」

 歌手だけではなく、『魔法少女ララベル』(1980年)のララベル、『ひみつのアッコちゃん』第二期(88年)のアッコ、世界名作劇場シリーズ『愛少女ポリアンナ物語』のポリアンナ役、『私のあしながおじさん』のジュディ・アボット役など声優としても活躍した。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/ed1ba8222931bf18da6771babcc5fa2ed87f9063