2023.09.14

故・ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所が苦境に立たされている。同事務所は被害者らへの補償や再発防止策を発表したものの、大手スポンサー企業は軒並み広告出稿を見送り始めた。そんな中、思いをSNSに投稿、炎上した同事務所のタレントがいる。新「ジャニーズの長男」木村拓哉氏だ。彼はいったい何を思うのか、直撃してみると――。

広告見送りドミノが加速する

故・ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所が苦境に立たされている。

9月13日、同事務所は被害者の補償と再発防止策を発表、さらに今後1年間、出演料はすべてタレントに支払い、事務所としての報酬は受け取らない方針を決めた。

信頼回復に向け、被害者らや関係者に向けて誠意を見せた第一歩だが、風当たりは厳しさを増すばかり。

同事務所の大手クライアント企業は、CMなどに起用している所属タレントとの契約を「更新しない」「新たな契約を結ばない」など、スポンサーの「見送りドミノ」が加速しているからだ。

これは「人権侵害が明確になった同事務所との取引はできない」という強い姿勢を示す形だ。

「ジャニーズ事務所のタレントを広告起用することで自社のイメージダウンやガバナンス不全が否めないという判断をしているのでしょう。ただし、企業の反応もさまざまです。救済や補償、再発防止に向けた取り組みを確認したうえで今後については判断する、という企業もあります。いい意味でも悪い意味でも同事務所のタレント影響力は絶大ですので、企業も頭を悩ませているようです」(経済誌記者)

そんな中、新社長となった東山紀之氏(56歳)から新たな「ジャニーズの長男」に指名されたタレントがいる。元『SMAP』の木村拓哉氏(50歳)だ。

キムタクに直撃するとーー
9月12日発売の『女性自身』は〈彼(※編集部注・木村氏)を新たな"ジャニーズの長男"に後継指名して、今後を託したかったのでしょう〉と音楽関係者のコメントを記している。

だが、性被害問題を受けての会見直後、〈Show must go on!〉というジャニー喜多川氏のモットーを引用し、自身のインスタグラムを更新。タイミング的にも不適切すぎるその内容に猛烈な批判が集まっていた。

投稿はすでに削除されているが、それ以外に木村氏から一連の性加害問題に関する声明は出されていない。

では、そんな彼は今回の問題についてどのように考えているのだろうか――。

9月13日の夕方、愛犬の散歩中の木村氏に直撃した。

2匹の愛犬を連れ、キャップを後ろ向きにかぶり、Tシャツに短パン、眼鏡といういたってラフな服装。記者が近づくと愛犬は主人を守ろうと威嚇するように鳴き続けた。

―週刊現代です。お話聞かせていただけませんか?

「何?カメラはやめてよ」

木村氏はそう告げると多くを語らず散歩を続けていた。

そんな木村氏だが、その前途には本人だけではなく、その家族についてもいばらの道が待ち構えている。

後編記事『《本人に聞いてみた》残留を決めた「ジャニーズの長男」キムタク一家にのしかかる「娘の海外進出」問題』について詳しく報じる。

https://gendai.media/articles/-/116243
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後編記事
https://gendai.media/articles/-/116245