関ジャニ∞、昨年中止を経て『ROCK IN JAPAN』1年越しリベンジ “19年目の初体験”に感謝 | ORICON NEWS
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2023-08-13 07:50 ORICON NEWS

 人気グループ・関ジャニ∞が12日、千葉県内で行われたロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023』に出演した。昨年、台風の影響で中止となった同イベントに1年越しに初出演をかなえた。デビュー19年目を迎えた彼らがロッキンの舞台で魅せた“初期衝動”とは。このほど、ライブリポートが到着した。



 ちょうど、1年前の2022年8月12日――。
関ジャニ∞は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』に向け、都内スタジオで最後のリハーサルを行っていた。そんな5人の元へ届いたのは、台風の影響で翌8月13日の公演が中止になったとの知らせ。悔しさをグッと胸の奥に押し込め、まさに彼らの想いを代弁するような楽曲「ふりむくわけにはいかないぜ」を、急きょインスタライブで届けた。

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アイドルのエンターテインメントとして、ダンス曲を取り入れる選択肢もあったが、5人はあえてその武器を封印した。その上でオーディエンスとのコミュニケーションや、心の動きを明確にイメージしながら、自分たちの声と楽器だけで勝負するセットリストを作り上げた。丸山隆平いわく「丸裸で勝負しようと思っている」と。そのハードルの高さを楽しみに変え、関ジャニ∞はステージへと向かった。

 公演スタートは、午後5時55分。GRASS STAGE前にはエリアを仕切るフェンスの向こうまで人があふれ、熱気に満ちていた。オーディエンスの期待値が高まる中、メンバー5人が登場すると、大きな歓声と拍手が沸き起こる。メンバーは遥か向こうまで続く人波を眺め、「すげ~」と子どものような笑顔を見せた。横山裕の「ロッキン、会いたかったぞ~。この暑さ、吹き飛ばそうぜ!」という呼びかけと共に、疾走感あふれるバンドアレンジの『ズッコケ男道』で関ジャニ∞の夏が始まった。

大倉のドラムと丸山のベースが、アップテンポなリズムを心地よく刻む中、安田章大がソロギターを力強く掻(か)き鳴らし、横山がバッキングギターを重ねて厚みを出す。そして、鍵盤を弾きながら片手を空に掲げ、会場を盛り上げる村上信五。オープニングからギアを一気に上げると、4つ打ちのバスドラに合わせ、「無責任ヒーロー」のコールが始まった。「FIGHT!」「KANJANI!」「∞」「EIGHT!」と会場が一体となって声をあげ、クラップを鳴らす。初めて関ジャニ∞のライブを見る人々も、見よう見まねで一緒に手の振りを楽しむ。もはや、ここがアウェイであることを忘れるほどの光景だった。

2曲の代表曲に続いて披露された『未完成』は、丸山のロックなボーカルから始まる彼らの最新バンドナンバー。8ビートの骨太なサウンドに、観客もタテノリで体を揺らす。会場の熱さに呼応するように、5人の歌声も一層力強くなっていった。

畳(たた)みかけるようにシングルを並べたオープニングで、ロックファンたちは関ジャニ∞の世界に巻き込まれたようだ。『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)などで彼らを知る人は、恐らく身近に感じている部分もあるだろう。その親近感とアイドルが奏でる音への好奇心は、あっという間に関ジャニ∞への愛あふれる視線に変わった。

そして、安田の曲紹介で、1年前のインスタライブで演奏した「ふりむくわけにはいかないぜ」を披露。この場で演奏することで、本当の意味でのリベンジが果たされたのではないだろうか。かつ、この曲の提供者(作詞・作曲/山口隆)である、サンボマスターと同じ日に、同じGRASS STAGEに立つことに、偶然を超えたストーリーを感じずにはいられない。そんなサンボ節と関ジャニ∞の化学反応は、さらにオーディエンスを勢いづけた。

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振り返ると、彼らがこの日のために準備したセットリスト中、約半数以上がミュージシャンから提供を受けた楽曲だった。それは関ジャニ∞がリスペクトを持ってバンドマンたちと接し、相手からも愛されている証と言えるのではないだろうか。現に『KANJANI∞ FESTIVAL SESSIONS 2023』の第2弾は、WANIMAからの誘いで彼らが主催する『1CHANCE FESTIVAL 2023』に出演する予定だ。5人はこのロッキンでの勢いを抱えて、いざ熊本へと旅立つ!

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※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。