◇第105回全国高校野球選手権東東京大会決勝 共栄学園12-6東亜学園(2023年7月30日 神宮球場)

 東東京大会決勝で、共栄学園が東亜学園に逆転勝利し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 共栄学園は初回に2点を先制すると、3-4の5回に4番・菊池虎志朗の適時二塁打で同点。6回には3番手でマウンドに上がった背番号1・茂呂潤乃介の適時打で勝ち越した。

8回に東亜学園の反撃にあい、2点を失って5-6と再び試合をひっくり返されたが、9回2死一、二塁から7番・打野琉生のセーフティーバントが適時内野安打となり同点。土壇場で試合を振り出しに戻すと、なおも2死一、三塁からホームスチールで勝ち越しに成功。さらに連続適時打も飛び出すなど、9回は2死から一挙7点を奪い大逆転劇を演じた。

 その裏、エース・茂呂が走者を出しながらもリードを守り切り、悲願の甲子園切符を執念でつかみ取った。

 崖っぷちからの劇的な勝利にツイッターでは「共栄学園」が、同日行われた大阪大会決勝で履正社に敗れた「大阪桐蔭」を超える投稿数でトレンド入りした。

女子バレーボール部のOGだけでなく、同校の地元・葛飾区公式ツイッターが「共栄学園、本当におめでとうございます 甲子園の舞台での活躍が楽しみです みんなで応援しましょう!頑張れ!共栄」と投稿したほか、
人気ユーチューバーグループ「Fischer's」のメンバー・ンダホが「すごい!!地元葛飾区の共栄学園が甲子園への切符を!!共栄出身の友達も沢山いるくらい近所の学校だったからマジでびっくり!お花茶屋から甲子園 甲子園でもがんばれ!!!!」とエールが続々。

 アウトになれば夏が終わるという極限の状況からのセーフティーバントを成功させた場面に「あと一死取られたら夏終了の場面でセーフティバントの選択とれるかね…(驚愕)」
「高校野球は最後まで何が起こるか分かりませんね」「ミラクル共栄学園」「感動したー!」「スゲーな。春高バレーだけじゃない」などと投稿が相次いだ。

7/30(日) 15:29配信 スポニチ
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae9c09b1b488c486c3f9ae9c20f12a0dc9868182