「達郎さんは『性暴力』を容認したんじゃないだろ。」

 10日、自身のツイッターにこう投稿したのはシンガー・ソングライターのASKA(65)。ラジオでの発言が物議を醸している山下達郎(70)を擁護し、「『バイバイ』と言って去った方には、他にも問題があったんじゃないだろうか。」と続けた。

 ASKAが言うところの“「バイバイ」と言って去った方”とは音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)。松尾氏はジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題について、藤島ジュリー景子社長の対応などに苦言を呈したことを理由に山下達郎・竹内まりや夫妻が所属する音楽プロダクション「スマイルカンパニー」との契約を6月末で途中解除に。今月1日、ツイッターで「私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」と報告していた。

■昨年の「米フェス」で会って大盛り上がり

 ASKAは続けて「他にも問題があったんじゃないだろうか。僕は、その人のことは知らないが。揚げ足をとるようなことはヤメて、普通に考えようよ。」とつづったが、「え、絶対に知ってますよ!」とノケぞるのはさる音楽業界関係者だ。

「ASKAさんは松尾さんとは面識があるどころか昨年の音楽フェスで会って、お互いに博多出身ということで大いに盛り上がってましたよ」

 ASKAが松尾氏と会った音楽フェスとは毎年10月に新潟県で開催される「長岡米百俵フェス」、通称「米フェス」。2018年にスタートし、ASKAは昨年10月9日のステージに出演している。

「松尾さんはASKAさんと同じ日に出演していた松下洸平くんのプロデューサーとして来場していました。ほら、そのときインスタに載せたストーリーズのスクショです。ASKAさんが松尾さんのこと本気で忘れてるとしたらちょっと心配です。普通なら絶対に覚えてますけど……」

 先輩アーティストの窮地に黙っていられなかったASKA。音楽業界きっての剣道の達人で知られるが、大炎上中の山下にとってはありがた迷惑な“助太刀”となってしまったかもしれない。

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