元フランス代表MFで、前レアル・マドリー指揮官のジネディーヌ・ジダン氏が、再び監督業に取り組む意欲を口にしている。

フランス『テレフット』とのインタビューに応じたジダン氏。2021年にレアル・マドリー監督の座を辞して以降、フリーとなっているフットボール界の生ける伝説は、まもなく新しい挑戦に臨むことを明かしている。

「トップレベルを指導することで分泌されるアドレナリンが恋しいか? もちろんだ。フットボールの外にいれば、また違う形でそれを眺めることになる。2年前からそのアドレナリンは分泌されていないが、もうすぐそうなるはずだ」

母国フランスで監督業を行う可能性はあるのだろうか。

「何も否定することはできない。自分が望んでいること、望んでいないことは分かっている。休息を取るとしたら、それはそうすべきということなんだよ。もう一度監督をしようと、もうすぐ自分自身に言い聞かせることになるはずだ」

ジダン氏はまた、現在のフランス最大のスターFWキリアン・エンバペにも触れている。

「いつの日かバロンドールを受賞してほしいし、多くのタイトルを勝ち取ってほしい。彼が成し遂げていることは、フランス代表と彼のクラブ、PSGにとって素晴らしいことだ。私はエンバペのファンだよ」

エンバペはその強烈なスピードを選手としての特徴の一つとしているが、ジダン氏は自身がプレーしていた時代と今の時代の際たる違いとして、「フィジカル」を挙げている。

「私の時代のフットボールは今ほどフィジカル的ではなく、テクニックさえあれば上に行けた。だが現代フットボールはもっと複雑だ。私がこの時代にプレーしていたら、フィジカル面でひどい目に遭っていただろう」

ジダン氏のフットボールに対する情熱は一切変わっていないようだ。

「ほぼすべての試合を見ている。ラ・リーガを追い続けて楽しんでいるよ。あそこはオープンな試合をしているからね。そのほかにイングランドの試合、フランス代表の全試合も見ているね」

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