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メーガン妃、ロイヤルファミリーの人種差別についてチャールズ国王と手紙をやりとりしていた その内容が戴冠式欠席の原因か
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2021年3月に放送されたオプラ・ウィンフリーとのインタビューでロイヤルファミリー内に人種差別があると語ったメーガン妃。アーチー王子が生まれてくる前、彼の肌がどれほど黒いのかを心配しているロイヤルがいると語った。しかし妃は誰が差別的な発言をしていたのかは明かさなかった。

その妃がインタビューの後、国王と手紙をやり取りしていたことが明らかになった。新聞「テレグラフ」が報じている。報道によるとまず国王が手紙を送り、家族の中の人間関係が緊張していることを悲しんでいると伝えた。妃は返事の中で「ロイヤルファミリーの中に無意識の偏見がある」と指摘、アーチー王子の肌に関する発言をした人物を特定した。妃と国王はその発言が悪意を持って言われたものではないことに同意。妃は国王にロイヤルファミリーを人種差別で非難するつもりはないと言い「偏見について話し合いたい」と提案したと同紙は報じている。その人物の名前は報じられていない。

また同紙はこの手紙のやり取りが、妃が戴冠式を欠席する原因になったと報じている。インタビューで妃は王室がメンタルヘルスのケアを受けたいという彼女の求めを無視したこと、その結果自殺を考えたことも明かした。国王が手紙でこの件に触れなかったことに妃は不満を感じているという。またこの頃王室は妃がロイヤル時代にスタッフをいじめていたという疑惑について調べていた。なぜ調査するのか、その理由を国王が説明しなかったことにも妃は納得していない。

王子と妃のチームはこの報道に反応、夫妻と親しいジャーナリストのオミッド・スコビーを通じて声明を発表した。曰く「妃は4年前の会話に関する2年前の手紙のやりとりについては考えず、現在のことに集中して人生を歩んでいる」「それを否定する指摘は誤りであり、率直に言って馬鹿げている」。手紙のやり取りをしていたことや、その手紙の中で4年前にあったアーチー王子の肌の色に関する発言に触れたことは否定していないが、それにわだかまりを感じているという報道には異議を唱えた。また声明の最後では新聞やロイヤルレポーターに騒ぎを作り出すのはやめてほしいと訴えている。

オプラのインタビューで妃がロイヤルファミリー内の人種差別を指摘したときにも大騒ぎになったが、この問題はその後もたびたび浮上。Netflixのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」でも王子は王室内の差別意識について触れていた。また回顧録『SPARE(原題)』を発売する前のインタビューで「オプラのインタビューで人種差別についてロイヤルファミリーを非難しましたが……」と聞かれると王子は「私は人種差別があったとは言っていない。言ったのはマスコミだ」と反論。「ロイヤルファミリーにあるのは無意識の偏見だ。人種差別と無意識の偏見は違う」とコメントしていた。これらの発言のたびに王子夫妻とロイヤルファミリーの人種差別を巡る確執が報じられてきた。戴冠式を前にまたしてもマスコミの注目を集めている。