もはやジリ貧に陥っている。

 日本ハムが総額600億円をつぎ込んだ新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北海道北広島市)の観客数が減少の一途を辿っている。

新庄日本ハムは5.13~18が正念場 監督デザイン“ド派手ユニ”主催試合がファン失笑の場に?

 楽天との開幕カードこそ平均約3万1000人のファンが詰め寄せたものの、それ以降は厳しい。14日からの3連戦(西武戦)は週末にもかかわらず、平均約2万4000人。初めて行われた平日の3連戦(ロッテ戦=18日~20日)は平均約1万6000人に落ち込んだ。“新球場効果”はほとんどないと言っても過言ではないだろう。

 それどころかむしろ、昨季より集客数が悪化しているとも言える。札幌ドーム時代は最も観客数が多い曜日が土曜日だった。コロナ禍による入場制限が解除された昨年5月下旬以降、土曜日に開催された計9試合の平均観客数は約2万7500人。ところが、新球場で行われた土曜日の2試合は、開幕カードを含みながらも平均2万7000人を下回っている。

 日本ハムが開幕前に掲げていた年間観客動員数の目標は300万人。試合日に200万人、試合のない日に100万人──だったが、現状として不可能に近い数字と言わざるを得ない。

 今季は新球場で71試合が行われる。試合残数は平日が30試合、週末と祝日、祝前日は32試合。仮に平日の観客数を1万6000人(ロッテ戦を参考)、それ以外の日を2万4000人(西武戦を参考)としても、来場見込み数は124万8000人ほど。すでに消化された9試合と合わせても、150万人に満たないのだ。

 参考数字は開幕直後のものだが、敗戦が続けばファンの足がさらに遠のくことが予想され、実際はさらに低い数字になる可能性がある。開幕して間もない新球場だが、早くも戦略練り直しが必要のようだ。

※続きは以下ソースをご確認下さい

4/24(月) 17:10
日刊ゲンダイ

https://news.yahoo.co.jp/articles/63649a1ac783df3d7305b7bea05055ff99045ec9