米プロバスケットボールNBAのプレーオフ(PO)1回戦(7回戦制)が16日に行われ、レイカーズの八村塁(25)がグリズリーズ戦で自己最多の29得点と大爆発し、チームを128―112の快勝に導いた。

 八村はベンチスタートながら29分48秒のプレーで、PO自己最多となる29得点、6リバウンド、3ポイントシュートを5本成功させるなど衝撃の大活躍を見せた。

 球団公式SNSでは、八村が1996年のマジック・ジョンソン以来となるベンチスタートから25点以上を取った選手として「歴史を作った」と称えた。

 八村の活躍が全米を震かんさせる中、相手のグリズリーズにも大きなショックを与えている。

 グリズリーズの主力のデズモンド・ベインは米スポーツ専門放送局「ESPN」に「おそらく彼のキャリアで最高の試合だろう」と八村の活躍を認める一方で「これは7試合のシリーズだ。彼が(次戦の)水曜日にまた同じことができるのか見てみよう」と語った。

 このベインの発言は、米メディアの間で上から目線≠セと物議を醸しており「ラリーブラウンスポーツ」は「グリズリーズのガードがレイカーズの八村塁を挑発」、「クラッチポイント」も「グリズリーズのデズモンド・ベインは、八村塁が第1戦でのパフォーマンスを繰り返せることに疑問を抱いている」などと続々指摘。予想していなかった八村の活躍ぶりに負け惜しみ≠口にしていると受け取っている。

 19日の第2戦で再び八村が爆発するのか、期待は高まるばかりだ。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/260504