米フォーブス誌のMLB最高報酬選手格付けでトップに

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の優勝に貢献し、大会MVPに選出された。米誌「フォーブス」は今年のメジャー最高報酬選手トップ10格付けを行い、30日(日本時間31日)の敵地アスレチックス戦で2年連続の開幕投手を務める大谷は驚愕の年収約85億円で堂々のトップに選出されている。

「2023年の球界最高報酬選手 ショウヘイ・オオタニはMLB記録で1位の座に」というタイトルで特集したのは米経済誌「フォーブス」だった。

 特集では、WBC決勝戦の米国戦9回のマウンドにクローザーとして立った大谷がエンゼルスの同僚、マイク・トラウト外野手を三振で仕留めた世紀の名勝負に加え、2021年にア・リーグMVPに輝いた実績も紹介。「このような成功は今や最高報酬選手となった28歳のオオタニに経済的にも波及する」と報じている。

 フォーブス誌では大谷の今季の報酬総額は、税金と代理人手数料を引かれる前の段階で6500万ドル(約85億円)と算出している。内訳は今季年俸の3000万ドル(約40億円)に加え、フィールド外での収入が「我々の計算で、少なくとも3500万ドル(約45億円)」と算出している。

 フィールド外の収入で大谷の3500万ドルに次ぐのは、2022年のブライス・ハーパー外野手の650万ドルが最高だったという。今季の2位はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手で450万ドルとされている。

 寸評では「MLBの歴史的な二刀流の才能は、スポンサー収入を2021年の600万ドルから22年に2000万ドルに拡大させたが、今や2023年は少なくとも3500万ドルに。その成功の仕方により、愛される、小綺麗な大谷は何百万ドルというブランド契約を結べる力の持ち主」と絶賛している。

 最高年収の2位はメッツのマックス・シャーザー投手で総額5930万ドル。3位はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手で4450万ドル、4位はメッツのジャスティン・バーランダー投手で4430万ドル、5位はエンゼルスのマイク・トラウト外野手で3950万ドルと続いていた。

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