◆国際親善試合 日本代表ーコロンビア代表(28日・ヨドコウ桜スタジアム)

 サッカー日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)が26日、千葉市内での練習後に取材に応じ、親善試合・コロンビア戦(28日、ヨドコウ)へ意気込みを語った。

 第2次森保ジャパンの初陣となった24日のウルグアイ戦は1―1のドロー。チームはサイドバック(SB)が中盤の内側にポジションを取る新たなビルドアップ戦術にもトライしたが、新体制1戦目ということもあり、連係面に課題を残した。

 1トップで先発した浅野は「イメージは共有できているものの、それをピッチ上でどう出していくか。ここから良くしていこうという意識は全員があるし、これが完成形ではないと全員が分かっている。なかなかうまくいかなくても焦らず、次のW杯で勝つことが一番大事なので。焦らず、でも常に全力でやっていきたい」と力強く話した。

 一方で、前線から中盤に下りてビルドアップに関わるプレーは「苦手」と語った。浅野の武器は、快足を生かして相手DFの背後に抜け出してゴールを奪うプレーだ。

 「自分のウィークポイントを伸ばそうと必死になるより、自分の特長を100%出したい。今、代表がやろうとしてること、トライしてる部分は正直、僕からしたら苦手なことがピッチで出るかなと思います。動かそうとする分、FWもボールに関わらないといけない。
ただ、自分の得意とするプレーはそういう部分ではなく、相手の隙を突いたり、1本でゴールを狙う、献身的にチームために走るとか、そういうところだと思う。そこは自分でもなくしちゃいけない。強さである分、そこは100%生かして、なくさない方がいいのかなとは思ってる」

 チーム戦術を構築する重要性を十分に理解しながらも「僕はあまり戦術とかどうこうは、そんなに考えないタイプ。ピッチの中でどういう状況があってどういう判断をしてと…。サッカーってアドリブがモノを言うかなっていう部分もある」と浅野。
「個人的に言えば、勝つことが一番大事。今の段階では組み立てる部分や作っていくことは大事だと思うけど、優先順位を忘れてはいけない」と自身のストロングポイントを発揮し続け、勝利を追うことを誓った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ed2f0be4a9c7eb74d311633aaf282e72f1e63d4