2023年F1公式プレシーズンテスト3日間の総合結果は、1番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)となった。

■最速ペレス、ハミルトン、ボッタスが昨年タイムを更新!

今年はタイヤの構造が変わり、さらに車高は15ミリ上げられたが、各チームの走りやタイムを見てみると、2022年から導入された新世代F1マシンへの理解が深まって開発が進んでいることがわかる。
3日間で最速のペレスは1:30.305を叩き出し、昨年の自身の予選タイム1:30.687を0.3秒更新、さらに昨年シャルル・ルクレール(フェラーリ)が出したポールポジションタイム1:30.558を上回った。
2番手には最終日までタイムを“伸ばさなかった”ルイス・ハミルトン(メルセデス)が1:30.664を記録し、昨年の予選タイム1:31.238を0.5秒以上更新した。
3番手にはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が1:30.827を記録し、昨年の予選タイム1:31.560を0.7秒以上更新した。
セッティングがうまく決まれば、昨年より1秒近いタイムアップも期待できそうだ。

■昨年PPのルクレールは0.5秒遅くなった?フェルスタッペンもタイム出さず

4番手にはシャルル・ルクレール、5番手にはカルロス・サインツのフェラーリ勢が続いた。
ルクレールはこのテストで1:31.024というタイムを出しているが、昨年自身が出したポールポジションタイム1:30.558には0.5秒も届いていない。このことからフェラーリはまだ爪を隠しているようだ。
同じく、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)も昨年の予選は1:30.681だったが、このテストではC3タイヤで1:31.650のタイムしか出しておらず、本気の速さはまったく見せていないことがわかる。

■6番手の角田裕毅、昨年の予選タイムを更新!

3日目までタイムが伸びずにファンを心配させていた角田裕毅(アルファタウリ)は、ペレスから0.956秒差の1:31.261でテストを終えた。
角田は昨年の予選タイム1:32.750をすでに1.5秒も更新していて、新マシンのポテンシャルは高そうなのはかなりポジティブだが、トップ集団との差はまだ大きく開いている。

■気になるマクラーレンとアルピーヌ

気になるのは、マクラーレンとアルピーヌの「遅さ」だ。ランド・ノリス(マクラーレン)が「壁を叩いていた」という目撃情報もあるが、どちらも組織は大きなチームなので、あと数日でどこまでまとめてくるかに注目したい。

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