現地時間26日、スコティッシュ・リーグカップは決勝戦が行われ、日本人選手5人が所属するセルティックはレンジャーズと対戦した。

リーグカップの決勝で実現したスコットランドの2強による通称「オールドファーム」。古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の3人が先発し岩田智輝、小林友希がベンチスタートとなった大一番は、頂上対決らしい拮抗した展開となる。

リーグでは首位を快走するセルティックだが、レンジャーズの思い切りのいい攻撃に手を焼き、なかなかペースを握ることができない。それでもGKハートの好守もあって無失点で乗り切ると、迎えた前半終了間際、左サイドを抜けたテイラーの折り返しを、ニアサイドにいた前田がそらし、ゴール前の古橋が押し込んでセルティックが先制する。

リードして試合を折り返すことに成功したセルティックは後半、ボールを保持して試合のペースを握る。すると迎えた56分、ムーイのスルーパスをエリア内左で受けた旗手がゴール前に折り返すと、古橋が押し込んでセルティックが大きな追加点を挙げた。

2点をリードしたセルティックだが、そのまま簡単に勝たせてもらえる相手ではない。左サイドからのFKのこぼれ球をモレロスが押し込み、レンジャーズが1点を返す。

この1点で息を吹き返したレンジャーズが畳み掛けるようにセルティックゴールへと迫る。セルティックはバタバタと落ち着かない時間帯を迎えるが、体を張った守備で耐えていく。

76分、守勢の続くセルティックは古橋と旗手を下げて岩田とオ・ヒョンギュを投入。84分には前田がお役御免となり、代わりにハクサバノヴィッチが投入された。

苦しい時間の続くセルティックだが、アディショナルタイムの4分間も集中した守備で耐え抜き、逃げ切りに成功。セルティックがリーグカップ連覇を達成した。

■試合結果
レンジャーズ 1-2 セルティック

■得点者
レンジャーズ:モレロス(64分)
セルティック:古橋(44分、56分)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fca6f0d5d22e4570a898f983be979ee60f521d94