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橋下徹氏 飛行機内でのマスク着用の矛盾に「外国人から見たら本当に不思議な国に見える」


 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が11日、ABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に生出演し、飛行機内でのマスク着用について私見を述べた。

 政府は10日、新型コロナウイルス対策のマスク着用を、個人の判断に委ねる新たな指針をまとめた。医療機関や混雑した電車といった着用が推奨される場面を示す一方で、学校では着用を求めないことを基本とした。4月1日からとした学校を除き、3月13日から適用される。

 マスクを着用することによりコロナの感染がどの程度抑えられるかといったデータについて慶応大医学部教授の宮田裕章氏は「私の把握している限りだと見ていない」と、マスクに関してのデータは出ていないとした。また、海外では“ノーマスク”が目立つものの、一部では義務化を残していると語った。

 これに橋下氏は「僕、本当に罪深いのは飛行機の中のマスクだと思います」と切り出した。「マスクって今の段階でも義務なのかって言ったら法的な義務ではなくて。せいぜい要請、お願いなんですよ」とし「でも、それに基づいて航空会社は全部義務と同じようにして、言うこと聞かなかったら保安何とか命令みたいなのを出して降ろさせることもできる」と航空会社の対応について触れた。

 そのため「僕はね、メガネが曇るから新聞読んだりするときにちょっと鼻を出した感じでマスクしているとすぐにCAさん来て…」とマスクで鼻まで隠すように指示されるという。

 この指示に対して「しゃべらないし。で、飛行機の中は何分かで空気が全部循環するはずだから、データで本当にやってほしい」と胸中を明かした。

 また「しゃべるんだったらしなきゃいけない。でもしゃべんない。ずーっと新聞読んでるだけ。それで食事のときなんかはみんな外して、ずーっと食べて。それで“飲み物はいかがですか?”って、みんなお酒とか飲んで。何なの最初の離陸のときのこれ(マスクをつけろ)は」と矛盾を指摘。こうした矛盾が「外国人から見たら本当に不思議な国に見えると思う」とした。