アーセナルは20日、ブライトンからベルギー代表FWレアンドロ・トロサールを獲得したことを発表した。契約期間は2026年までとなっている。

2019年夏に母国クラブのヘンクからブライトン入りしたトロサールは、前線の様々なポジションでプレーできるアタッカーで、昨季リーグ戦34試合で8ゴールを記録。今季も左ウイングの三笘薫らとポジション争いで鎬を削りながら、ここまで公式戦17試合で7ゴール3アシストをマークしていた。

ベルギー代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)の全3試合に出場したトロサールだが、クラブ帰還後にコンディションの問題などもあって序列が低下すると、許可なしでのトレーニング切り上げなど問題が伝えられ、ロベルト・デ・ゼルビ監督との関係が悪化。今冬の移籍の可能性が出てきた中、18日以降に本格的な関心が伝えられたアーセナルへの移籍が急加速した。

チェルシーとの競合の末に獲得を逃したMFミハイロ・ムドリクの代役としてトロサールに白羽の矢を立てたアーセナルは、移籍金2100万ポンド+ボーナス500万ポンド(計:約41億円)でブライトンと合意。19年ぶりのプレミアリーグ優勝へ首位につけるチームが、素早い動きで28歳のアタッカー補強に成功している。

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