千と千尋、色鮮やか大織物 仏の無形遺産、2作目完成
2023/1/21 11:47 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230121-UPZJXACX5VI5BEHCL6YLY2333I/


15世紀から続くタペストリー制作が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されているフランス中部オービュッソンで、宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の一場面を織った巨大なタペストリーが完成し、お披露目の式典が20日行われた。宮崎監督の作品から5枚を織る計画の2作目。

オービュッソンの国際タペストリーセンターは技術継承や現代作品を通じた人々の関心増加を図り、地元の工房と新たな制作に取り組んでいる。スタジオジブリと合意を結び、昨年3月に1枚目の「もののけ姫」が完成。第2作は千尋とカオナシの宴会場の場面を高さ3メートル、幅7・5メートルの織物で色鮮やかに再現した。

残る3枚は「ハウルの動く城」「風の谷のナウシカ」からの場面が選ばれており、来年後半までに完成する予定。