米国籍の若侍に期待大だ。
3月開催の第5回WBCでの侍ジャパン入りが確実視されているラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)の〝激アツな素顔〟が徐々に明らかになってきた。
カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のエルセグンド出身だが、米国人の父親と日本人の母親の間に生まれた日系2世であることからWBC日本代表の資格を持つ。
ミドルネームは「テイラー・タツジ」で母親の旧姓「エノキダ」を拝借すれば、日本名は「エノキダ・タツジ」となる。
カージナルスでは昨季メジャー昇格2年目を迎え、108試合に出場し打率2割2分8厘、14本塁打、40打点、出塁率3割4分。

リードオフマンの座をつかみ取り、本拠地ブッシュ・スタジアムでは打席に立つ際、スタンドから一斉に「ヌーーーート!」と愛称の声援が送られるなど人気も絶大だ。

侍ジャパン・栗山監督の強い希望ですでに50人の日本代表予備登録メンバーに加わっており、
ヌートバー本人も近日中に発表される最終ロースター入りと本大会出場へ意欲をのぞかせている。
そうした一面を垣間見せるかのようにヌートバーは地元放送局「KSDK」のニュース番組「5 On Your Side」のインタビューで自身のルーツについて激白。

「日本人であることは、私の一部。自分のレーンに逆らわず、ありのままに生きていくことに誇りを持っている。それこそが私であり、本当の自分なんだ」
などと目を輝かせながら熱っぽく語っている。
SNS上では「ヌートバーは日本代表で浮いてしまい、そう簡単になじめないのではないか」と懸念する声も飛び交っているが、

侍ジャパンの関係者は「そんな心配はまったくない」と太鼓判を押しつつ、次のようにも続けている。

「母親だけでなく、米国人の父親も大学で専攻していた日本語を話せる。
そういう家庭環境で生まれ育ったから簡単な日本語を話せるらしい。
自分のルーツである日本の文化にも興味津々だし、何より日本人の血を引くことに強い自尊心がある。
ヌートバーが〝日本人以上に日本人らしい〟と言われるのも、こうした背景があるからだ。
カージナルスではエネルギッシュな性格をムキ出しにして今やチームのムードメーカーになっているし、なじめないどころか侍ジャパンの中心的存在になるかもしれない」
ちなみにカージナルスが昨季地区優勝を決めた際、クラブハウス内のシャンパンファイトでヌートバーがゴーグルをつけながら絶叫し、
大ハシャギする動画が球団公式ツイッターで公開され、ファンの間で「何てスーパー・ホット(激アツ)なヤツなんだ!」などと大きな反響を呼んだこともあった。

大谷とダルビッシュの2人にも「尊敬の念を持っている」と口にしているヌートバー。
3大会ぶりの世界一奪回を狙う侍ジャパンの〝秘密兵器〟となりそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c80ae802025fbccda4e671f9a806d8aa9d0edb55
1/6(金) 5:16

https://i.imgur.com/K7sbUqW.jpg
https://i.imgur.com/qWlwx3M.jpg