阪神岡田彰布監督(65)のコメントが10月の就任以来、注目されている。
「アレ(=優勝)」は、選手だけでなくファンにも浸透。
来季の球団スローガンも「A.R.E.」となった。
「おーん」を連発する独特でリズミカルなトークは破壊力抜群。
「はっきり言って」と、思ったことをストレートに発信するスタイルも共感を呼んでいる。
日刊スポーツでは監督就任からの「岡田語録」を振り返る。
第2回は高知・安芸市での秋季キャンプ編。

◆11月2日 安芸キャンプ初日を終え (久々に安芸キャンプに来た感想は)

「やっぱり甲子園は試合会場というかね、甲子園で練習というのはピンと来ないんで、安芸に来ると、やっぱりキャンプという雰囲気もあるし。
ちょっと違いますよね、甲子園とは、おーん。
こっちの方が練習しやすい。
甲子園練習しづらいね、試合するところやから」 (内野特守が行われるサブグラウンドにグラブをはめ参入し、ノックを受け自ら手本を見せ)
「感覚をな。感覚だけや。そう言うのを。感覚いうかコツやな。コツさえ分かれば簡単なんやけどな。
ホントそれさえ分かれば。頭で分かってくれたら後は体で反応するだけやから。おーん。
みんな難しいこと考えすぎであって。コツさえひとつポンと掴めば、全然あとは応用で、体で使えると思うよ」

◆11月10日 (ホームベースをほとんど隠してタッチする走塁練習) 「まあでも今は、コリジョンかなんかでな、ブロックないからな。おーん。
スライディングもちょっと違うわな。(ホームに)めっちゃ近いもんな。見とったらな。
ブロックされへんからな。あんなん、昔なら骨折やで。両方骨折してるわ、あんな近いスライディングわな。そのへんは違うな。ルール的にな、変わったんやな」

◆11月17日 (開幕投手の理想像は) 「理想はだって1年間ローテーション守ってな、おーん。
そら当然2桁でな、貯金作れるピッチャーやで、開幕も、そやなー、おーん。
まあ先発ピッチャーやったらみんながやりたいわな。
あれやで、結構激励会の時も言ったで、井川の時も、金子もオリックスの時に、3月の激励会の時に言うた言うた。
金子に何にも言わんと、『今年は金子で開幕します』って言ってビックリしよったな」

◆11月21日 安芸キャンプ打ち上げ (秋季キャンプを終えて選手の能力の高さを実感) 「そうやな。能力高いよな」 (キャンプでは侍ジャパン帰りで途中参加の佐藤輝をダメ出し。
三塁固定プランも、分からへんわと酷評した) 「そら、前提はな(三塁固定)。だから、佐藤が(キャンプに)来て2日目からやろ、
板山と渡辺がサード守るようになったの。そういうことやろ、おーん」 (就任時からポジションの固定を明言していたが、この日は捕手についても)

「基本梅野でいくよ、それは。ずっと見とっても、梅野でええんちゃうの。だってゴールデングラブとかな、みんなが認めた賞なわけやから」

◆22日 (キャンプを終えてオフの過ごし方について。岡田監督はプロの自覚を促した) 「いやいや、それはまあ、みんなもう、個人個人やからな。おーん。
そんなん、言わんでもやってなかったら、そんなもん。
そんなんお前、プロやねんからなあ」 (話題は岡田監督の現役時代に…) 「俺らは1月から、若いときはアレやもん、5年海外やったからなあ。おーん。
合同自主トレやってたから、1月は。
甲子園でもな。1月10日やったもん、最初は。2年間アリゾナやろ、3年はマウイやったからなあ
アリゾナとの時の1年目は1月10日集合やったもん、合同自主トレは。ベテランも全員やもん。
体操もせんといきなりグラウンド30周みたいな、ほんまに。時代がちゃうもんな」

(12月のどう過ごしていたのか? の質問にはすかさず) 「12月はもう、ゴルフばっかりやってた。そんなん、おーん。
まあ、1月入ってからやな、動きだしたんは。正月明けぐらいやな」
(オフのトレーニング不足はすぐに見抜けると断言) 「そりゃ、分かる分かる。おーん。なあ、5キロも6キロも太ってくるヤツとか昔はおったもんな。見てすぐ、あんなん体重オーバーやとか、おったよ、そら。なあ、やってきたてないな、みたいなんとかな、おーん。
モチ食いすぎましたとか。そんなんおったわ、ホンマに、選手でもな、おーん」

12/30(金) 5:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/3acd2c833ca899186719f44118e8740f62084763