【巨人】プロ初勝利を挙げた8人の若手投手たちへ桑田ファーム総監督から「プロ初勝利のプレゼント」


今季の巨人は4位に終わったが、プロ野球新記録となる8人のプロ初勝利が誕生するなど若手投手の成長を感じることのできる1年だった。

最終戦で新人最多となる37セーブに並び、新人王を獲得した大勢投手は感謝したい相手に桑田真澄ファーム総監督の名前を挙げた。
「自分だけじゃなくてピッチャーみんなの体調だったり、メンタルだったり本当に配慮していただいた」。

桑田総監督は大勢をはじめ、山崎伊、堀田といった故障経験や手術の経験がある投手に対して徹底的な球数制限を行うなど、気を配る姿が印象的だった。
結果、堀田、戸田、赤星、大勢、平内、山崎伊、直江、井上の8人がプロ初勝利を挙げ、2005年の中日、2017年のオリックスの7人を上回り、同一シーズン最多となった。


プロ初勝利を挙げた8人には宝物がある。
それは桑田ファーム総監督から贈られたルイ・ヴィトンのバッグだ。

「やっぱりプロの世界で1勝したというのはお祝いしたいという気持ちが強かった」とみんな同じものでは味気ないからと探し回り、それぞれデザインの違うものを渡したという。

「自分も王(貞治)さんがヴィトンのバッグを持っているのを見て、いつか稼いでああいう物を持ってみたいという思いがあった。それで初勝利をしたときにヴィトンのバッグを買った。そういう思いがあったからみんなにもプレゼントしたい思いがあった」と明かした。

「8人も初勝利してくれて、僕のお小遣いは毎月彼らのバッグでした(笑い)」と頭をかいたが、その顔は喜びに満ちあふれていた。

バッグを受け取った山崎伊は「桑田さんからプレゼントしてもらってすごくうれしかった。もっと頑張ろうと思いました」と遠征先への移動時に大事に使っている。
「桑田さんは来年は2軍に行くと思うんですけど、来年は会わないことが1軍として活躍できているということなので、頑張りたいです」。プレゼントのお礼は結果で返して行く。

桑田ファーム総監督は今後は2、3軍の育成に携わり、来季も巨人のエースとして通算173勝を挙げた野球理論を若手投手に還元する。
プロ初勝利を挙げた8人のヤングGたちへは「今後は自分の力で稼いで買ってくれたら」と笑った。
大きな一歩を踏み出した彼らの飛躍を一番に願っている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/6e95ff6fc7b54e9b2b87d54348bd1f0a5df6f8f8