ジュビロ磐田は23日、FWファビアン・ゴンザレス(30)に関するスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を発表した。

ファビアン・ゴンザレスは2021年にコロンビアのアトレティコ・ナシオナルから完全移籍加入。2シーズンで在籍し、1年目はJ2で19試合1得点、今シーズンはJ1で18試合6得点を記録した。

しかし、ファビアン・ゴンザレスは、磐田加入前にタイのクラブと契約を結んでいたが、一方的にはき。その後に磐田に加入していた。

2022年4月13日にタイのクラブは国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室(DRC)に移籍に関して異議申し立て。9月29日にFIFA規則に違反するとして、ファビアン・ゴンザレスにはタイのクラブへ約5万ドル(約750万円)の賠償金と4カ月間の公式戦出場禁止。磐田に対して連帯して賠償金支払いの義務を負い、2度の移籍ウインドーでの選手登録禁止の処分が下されていた。

磐田は10月19日にCASへと上訴。しかし、この上訴を棄却するという判断が下され、FIFAからの制裁を受けることが決定した。

磐田はこの件に関して声明を発表している。

「ファビアン ゴンザレス選手の契約に関して国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室(DRC)が下した決定に対し、2022年10月19日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴していた件について、12月20日に審問が行われ、下記のとおり、12月22日に仲裁判断が下されましたのでご報告申し上げます」

「申し立てが認められなかったことは誠に遺憾ではございますが、当クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁判断に従い、スポーツ制裁を受け入れることといたします」

「なお、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が下記結論に至った理由は現時点においては明示されておりません。そのため、当リリースに記載されていないご質問には回答いたしかねますので、何卒ご了承ください」

「この度の結果を非常に重く受け止め、当クラブのガバナンス体制を改めて見直し、再発防止を図ってまいります。本件に関しまして、ジュビロ磐田に関わるすべての皆さまに心よりお詫び申し上げます」

なお、登録禁止はトップチーム以外の世代別カテゴリーも対象であり、新たに選手の補強や加入ができない状況に。ユースや世代別カテゴリーからの昇格と期限付き移籍中の選手の復帰のみが許される。つまり、2023年度にU-18、U-15、ジュビロSS、サッカースクールに加入予定の高校1年生、中学1年生、小学5年生、6年生は2023年中は活動ができなくなる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/341e8825cf6caa345ad07c77e17c2221a1b1bd90