<FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会:日本2−1ドイツ>◇23日◇1次リーグ◇E組◇ハリファ国際競技場

【ドーハ(カタール)23日】7大会連続7度目出場の日本(FIFAランキング24位)が、優勝4度の強豪ドイツ(同11位)に2−1で逆転勝ちし、初戦で大金星を挙げ、最高のスタートを切った。27日にコスタリカ(同31位)と第2戦を戦う。

◆途中出場で貴重な同点弾を決めたMF堂安律の試合後一問一答◆

−決めた時の気持ち

意外と落ち着いていたような感じで、真っ白になったというよりは何か考える余裕があったような感じで。

−ピッチに入った時は

監督からはスペースがあいてきたので、どんどんシュートを打っていけと言われましたし、僕もそのイメージで入りました。長い間代表戦でゴールから遠ざかっていたし、あのこぼれ球がなかなか転がってこない3〜4年だったので。

−報われたか

報われたとは思わないけど、トレーニングしてきて良かった。

−こぼれてきた瞬間の思いは

ごっつあんです、って(笑い)。

−1点追う中で入った。意識は

あの局面でテンションが上がらないウインガーのメンタルはないと思うので、1−0であれだけちょっとずつこっちに流れが来ていて、俺がヒーローになるって、そのイメージトレーニングをこの4、5日ずっとイメージを持ってホテルで過ごしていたので、その通りになって良かったです。

−有言実行になった

あの当時、僕がそれを言ったことで誰が何を期待したか、また言ってるよって思った人もいたでしょうし、その中で自分だけは自分のことを信じていたし、これでみなさんが僕の言葉を信用してくれると思うので。もっと大きいこと言っていこうかなと思います。

−実際W杯のピッチに立って

正直、一生懸命過ぎてW杯に立ったって感覚はまだない。チームのために入れたいと思っていたし、ベンチスタートだったけど誰よりも声を出した。3月落選した時に仲間がW杯を決めてくれたって感謝の気持ちもありましたし、それでも今回選ばれなかった人もいるので、全て、個人的なうれしいって感情をピッチに出すつもりはなかった。

−リード後、ラウムとの攻防、運動量、守備力も良かったが

少しゾーン状態に入ったので、どこに来ても止められる自信あったし、ラウムの特徴もブンデスでやっているのでわかっているので、“ザ・ドイツ人”ってプレースタイルの選手ですし、特に問題なくやれた。

−ゾーン状態とは

自然体でそれほど気負うこともなく、気負い過ぎて悪かった経験がたくさんあるので、それをうまく力に。うまく頭整理できたし、マインドセットもうまくコントロールできるようになっていた。この舞台でもあれだけリラックスしてプレーできるのは、いろんな壁にぶつかったおかげだと思っているので、気負うことなくプレーできた。

−入った時から

そうですね。最初のワンプレー、ツープレー、球際の瞬間から今日いけるなって思いました。

−途中出場の選手が勝利に貢献する意味は

間違いなくチームを鼓舞する勝利になったと思うし、試合前からスタメンで出る選手が45分出し切って、俺らが試合決めるっていうのはチーム全体で話していたので、そのとおりになったし、最高です。

−準備の勝利、この4日間、チームとしてどうやって高めていった

まずディテールを詰めたので、まずは1−0で勝ってるとか、0−1とか、今日0−1で少しやられたけど、その後試合前から0−1になっても0−2にならなければサウジみたいなこともある。どんだけ内容悪くてもPKとか、それはキャプテンがずっと話していた。0−1のままならラスト20分と話していたし、まさにその通りでマヤ君の言うとおり。多分初出場の選手ではその意見出なかったので、彼らの経験と若い選手の勢いと、融合した勝利だと思う。

−サウジと重なる

ちょっとヨーロッパがアジアをなめているところがあるので、ふざけるなよって思ってましたし。オーストラリアのことも応援してましたし、フライブルクでプレーしている時もドイツ余裕だね、っていろいろ発言されたので、見返してやろうって思っていた。

−3バック

前々から監督ミーティングで話していたし、これ以上ない素晴らしい采配をしてくれる。

−権田に俺が決める、と宣言していた?

みんなに言いすぎてわからないです(笑い)。

https://www.nikkansports.com/soccer/qatar2022/news/202211240000613.html