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日本ハム、新球場問題で謝罪「規則の解釈、認識が不十分だった」


 プロ野球・日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」(北海道北広島市)のファウルゾーンの一部が公認野球規則の規定を満たしていないことが判明した問題で、球団は14日、「規則の解釈、認識が不十分だった」と謝罪するコメントを発表した。

 球団は本塁からバックネットまでの距離について、規則に記載のある60フィート(約18メートル)は「推奨と解釈した」とコメント。新球場の設計を担当したアメリカの設計会社からは、アメリカの公認野球規則に準じた米メジャーリーグでは問題がないとされたと説明した。

 その上で「規則の解釈、認識が不十分であった。もっと早期に本件について自ら気付き、関係各所に相談すべきであった」とし、「プロ野球界に関わる方々、開業を楽しみにしてくださっているファンの皆様へ、心からおわび申し上げます」と謝罪。

 川村浩二球団社長は「日米の規則の差に関する確認や相談が不十分となるなど、そのプロセスに問題があった」とコメントした。

 球場のファウルゾーンについて、規則では本塁からバックネットのフェンスまで60フィート以上が必要とされているが、新球場は約15メートルしかなく、7日のプロ野球12球団による実行委員会で指摘があった。14日に臨時12球団代表者会議がオンラインで開かれ、特例で来季の使用を認めると決定。

 日本ハムが2023年、24年のシーズンオフに規則に沿った改修工事を行う案を示し、了承された。