11月20日(日本時間11月21日)に開幕を迎える「FIFAワールドカップ カタール2022」(以下、カタールW杯)。

 森保一監督(54)が率いる日本代表は、11月23日にグループリーグ初戦でドイツと対戦する。

“4年に一度のサッカーの祭典”は、開幕まで1週間を切ったわけだが、前回までのW杯に比べると、あまりに盛り上がりに欠けている。ネット上では開幕日を知らない、といった声もチラホラ……。

《ワールドカップっていつからなの? 世の中の人は今月からワールドカップが始まるので知ってるの?》

《W杯来年開幕ですか?っていうくらいの誰も話題されてないんですが本当にやるんですか》

《来週いっぱい年次休暇の人が そうか、ワールドカップ見放題にする気だと思って聞いてみると、開幕することすら知らなかったとのこと》

 過去には「世界に挑戦する日本代表」が大きくクローズアップされ、開幕前から各メディアの話題を独占していた。それが、この“異常事態”である。

 サッカー担当記者は「盛り上がりに欠けているのは世間一般だけでなく、サッカー界でも同じですよ」と話す。

「カタールは、夏の暑さが40度を超えることもしばしばで、欧州サッカーリーグ終了後となる、通常の6月開催を避け、11月開催にスライドされました。

 しかし11月となると、欧州サッカーリーグが開幕したばかりの時期。この決定には以前から批判が上がっていました。

 話題は白熱する欧州リーグ戦に取られていますし、クリスティアーノ・ロナウドと所属クラブとの“内紛”が発覚するなど、W杯よりもおもしろい話題ばかりですから。

 さらに開幕直前の今になって、カタール開催を決定したFIFA元会長のゼップ・ブラッター氏が、人権問題などを抱えるカタールでの開催を『間違いだった』と発言。

 2014年のW杯で優勝したドイツ代表の主将だったフィリップ・ラーム氏が『現地に行かない』と宣言するなど、完全にサッカー界でも“しらけムード”が広がっています」

 日本国内でもテレビ放送を中心に“異変”が起きている。

「今回は、民放各局が報道番組や情報番組で、カタールW杯のトピックを取り上げることが減っています。

 以前は本番前から選手の独占インタビューなどを各局こぞって狙っていました。しかし、今回は体感ですが、前回のロシアW杯に比べて、6~7割に減ったのではないでしょうか。

 通常は試合がかぶるプロ野球などもシーズンオフですし、Jリーグも閉幕したばかり。日本国内としては、絶好のタイミングのはずなんですけどね……」(テレビ局関係者)

 2018年のロシアW杯までは、NHKと民放各局で『ジャパンコンソーシアム』を作り、W杯の放映権を獲得していた。しかし、カタールW杯は全試合の放映権をネットテレビ局のABEMAが獲得している。

 このことも関係しているだろうと、前出のテレビ局関係者は推測する。

「一応、日本代表戦を中心に、一部試合は地上波でも観戦することができます。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/0ea5829e3bebcff0d0f160ff46484c6b1c53364a