J1浦和は13日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦(2023年2月26日)の試合会場について、5度目の経過報告を公式サイトに掲載した。

 浦和の本拠地、埼玉スタジアムでは11月から芝の改修工事が予定されており、ACL決勝第2戦で同会場が使用できない問題が生じていた。

 浦和は埼玉県に対して「芝改修工事の実施時期の延期」と「芝改修工事の実施期間の短縮」と要望。

 埼玉県は工事期間を変更すれば早くても2024年11月の着手となり、芝生のコンディション低下によって選手が負うリスクなどを指摘。さらに新たな芝生の2年間の育苗費用(約1億5千万円)、
発注済みの芝生張替え工事(約2億9千万円)と使用中の芝生の県立高校での利活用工事(約1千2百万円)契約解除に伴う損害賠償費用、
観客席や機械設備などの工事(約5億7千万円)の中断に伴う損害賠償費用の計約10億2千2百万円を経費として請求すると回答した。

 浦和は県からの回答を受けて「クラブ内で今後の対応について協議しております」などとした。

 この日、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(64)がACL決勝の日程について、来年5月への変更を求める要望書をアジア・サッカー連盟(AFC)に提出したことを明かしており、事態の推移が注目される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/810080d5021a9e628c530f62a74f50dfaff9703d