静岡市が建設を目指す新たなサッカースタジアム。整備場所や方法を検討する委員会の初会合が開かれ、現状の課題について意見が交わされました。

清水エスパルスの本拠地「IAIスタジアム日本平」は、Jリーグの施設基準を一部満たさず交通アクセスも不便なため、エスパルスは新しいスタジアムの建設を市に要望しています。

21日から始まった市の検討委員会には、市民や大学教授、エスパルスの山室社長などが参加し、現状の課題について意見を交わしました。

委員からは観客席の一部が屋根でおおわれておらず、雨の日は利用しづらいといった意見や、ファンの高齢化が進んでいる現状が挙げられました。

山室委員 「50歳以上の方が半分以上です。あと5年もすれば日本平の坂を上がって来られなくなる方が多数いる。そういう危惧を持っています」

市は夏ごろに新スタジアムに求める要件など、市民にアンケートをする予定で、委員会はその結果も踏まえ、今年中に最有力候補地を選ぶ方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5d6757d772d69b8f8953f4bf8695a8845d47cde5