「リバプールで立場を確立できなかったのは、やや不運だった」

 移籍市場に精通する有名記者の言葉だけに、大きな注目を集めている。

 マーケットに詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者が、リバプールの南野拓実について、この夏移籍する可能性が高いと述べた。移籍先の有力候補に挙げたのは、以前から騒がれているリーズだ。

 今シーズンの南野はリーグカップとFAカップでそれぞれチーム最多得点を記録。国内カップ戦2冠の偉業に貢献した。だが、どちらの大会も決勝戦では出番がなく、プレミアリーグでスタメンに名を連ねたのは1試合にとどまっている。

『CAUGHTOFFSIDE』で、ロマーノ記者は「ミナミノがこの夏、リバプールから移籍する可能性は非常に高いのは確かだ」と伝えた。

「クラブはオファーを聞く用意がある。リーズが以前から追っているが、リバプールは正式オファーを待っているところだ。ユルゲン・クロップ監督はこのポジションでほかを優先しており、選手はリバプールを離れる用意がある」
 
 同記者は「価格は1800~1900万ユーロ前後(約27億円~28億5000万円)」と続けた。

「噂は出回っているが、インテルは関心を示していない。まだ何も決まっていないが、リーズがより有力とみられる」

 去就が取り沙汰されているとあり、南野の価値の是非に関する疑問を後を絶たないが、ロマーノ記者は「前線はあれだけのワールドクラスの競争で、ミナミノがリバプールで立場を確立できなかったのは、やや不運だった」との見解を示している。

「あの金額は、この夏プレミアリーグの多くのクラブにとって、彼が素晴らしい補強になり得ることを意味している」

リーズのほかにサウサンプトンやウォルバーハンプトン、ブライトン、フルアムといったプレミア勢や、国外ではロマーノ記者が否定的に伝えたインテル、同じセリエAのラツィオ、リーグ・アンのモナコなど、様々なクラブからの関心が噂されている南野。27歳の決断に注目だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3427ad3d130c02525630887d9d854e23d476b10a