NHK党の立花孝志党首(54)が俳優の綾野剛(40)や所属事務所トライストーンに対して、起こした債務不存在の確認を求める訴訟の第1回口頭弁論が7日、東京地裁で行われた。

 訴訟のきっかけは立花氏が自身のユーチューブや3月に行われた参院石川補選の政見放送で、ガーシーこと東谷義和氏(50)の暴露を引用する形で、綾野の未成年淫行や傷害などの疑惑に言及したことだ。

 これに綾野の事務所側は「綾野が未成年者と性的行為に及んだ事実はなく、(立花氏や東谷氏の)発言は全くの事実無根。綾野の名誉を著しく毀損するとともに業務を妨害している」と立花氏に動画の削除を求める警告書を送付。立花氏は動画を削除する必要がないとして、原告となって、債務不存在確認訴訟を起こしていた。

 東谷氏ではなく、立花氏に警告書が送られたことで、綾野と東谷氏の代理戦争の様相となっていた中、棄却を求めた綾野側は代理人弁護士を含めて、この日、出席者はゼロ。高木勝己裁判長から「争点整理の必要性がある」として、次回は非公開となる弁論準備手続きが示されたことに立花氏が「公開を優先してほしい」と訴えるも聞き入れられることはなかった。

 立花氏の代理人弁護士の福永活也氏は「一般の人が誰も見られない弁論準備手続きと言い出したのでおかしいと。形式的な反論しか来てなく、何が争点なのかすら明らかになっていない状態で、弁論準備とは公開したくないのでは」と指摘した。

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