YouTubeの投げ銭機能『スーパーチャット』の金額が話題になっていたVTuberグループ『ホロライブ』。しかしここ最近では、『にじさんじ』のVTuberにおくれを取っている様子が見受けられる。ついに「ホロライブ」一強の時代が、終わりを迎えようとしているのだろうか…。

スパチャ上位を『にじさんじ』が独占?

YouTubeの「スーパーチャット」世界ランキングを見てみると、たとえば5月の2週目は5位「Vox Akuma」、4位「レオス・ヴィンセント」、3位「Shu Yamino」、2位「甲斐田晴」、1位「不破湊」という順位に。全て「にじさんじ」か、その海外グループである「NIJISANJI EN」に所属するVTuberであり、ベスト5を独占していた。

他の週もほとんどが「にじさんじ」や「NIJISANJI EN」が上位を占めるようになり、「ホロライブ」は“記念配信”などがあったVTuberがたまに浮上する程度。かつては「スーパーチャット」といえば「ホロライブ」というイメージがあるほど、他のグループに圧倒的な差をつけていたのだが…。

とくに印象的だったのは、桐生ココや潤羽るしあといったVTuberたち。桐生ココは2019年の年末にデビューし、翌2020年には「スーパーチャット」総額世界1位を記録した。そして潤羽るしあも2021年に、「スーパーチャット」総額世界1位を達成。“スパチャクイーン”の名を欲しいままにしていたのだが、現在は両者とも「ホロライブ」から去っている。

何かと不安が付きまとう『ホロライブ』

ネット上では桐生ココや潤羽るしあといった稼ぎ頭がいなくなったことが、「ホロライブ」にとって大ダメージだったのではないか…と指摘する人も。しかし現役で「ホロライブ」のVTuberとして活動しているメンバーも、最近は危うい状況にあるようだ。

とくに目立つのは“負傷者”の多さ。圧倒的な人気を誇るVTuber・兎田ぺこらは5月14日、声帯結節の治療に専念するために活動休止を発表。同じく「ホロライブ」の3期生として活動を続けてきた宝鐘マリンも、声帯結節を理由に配信ペースを落としている。

また、5月22日には戌神ころねがメンタル的な理由などにより活動休止へ。「ホロライブ」を代表する人気VTuberたちが、次々と心身を故障している状況だ。

こうした状況に対して、ネット上では《ホロの時代もう終わり?》《明らかにるしあ消えてからホロの勢いなくなったな》《ホロライブ衰退してんなぁ》といった悲観的な声も見受けられる。

「ホロライブ」のVTuberたちが、ふたたびスパチャクイーンとして返り咲く日はくるのだろうか。

https://news.biglobe.ne.jp/smart/amp/entertainment/0524/myj_220524_5087465180.html