0001Anonymous ★
2022/05/16(月) 22:27:01.87ID:CAP_USER9https://realsound.jp/2022/05/post-1029972.html
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2021年に実施されたパ・リーグとVTuber事務所「ホロライブプロダクション」(以下、ホロライブ)をはじめ、2022年はJリーグとVTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」、競輪と事務所に所属していない人気VTuberのコラボが行われるなど、リアルスポーツとVTuberのコラボが続いている。ここ数年でVTuberが企業やバーチャルイベント、eスポーツの広告塔になることは珍しくなくなったが、その規模を着実に拡大している印象がある。
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そして、この2年はコロナ禍で生活スタイルが大きく変わり、より広い世代がYouTubeなどの動画サイトを見ることが一般的となった。多くのリアルタレントは感染防止の観点から活動が困難となり、制作側も少人数で周囲に配慮した上で収録しなければいけない状況の中、リモートでどこにでも行けて、自由にコラボ配信ができるVTuberに対して、リアルイベントでの需要も増していく。
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2021年9月にはパ・リーグ6球団と女性VTuberグループ「ホロライブ」がコラボ。宝鐘マリンや兎田ぺこら、夏色まつりなど、ホロライブ所属の12名の人気Vtuberがそれぞれのユニフォームを着たオリジナルグッズを販売したほか、プロ野球ライブ配信「パ・リーグTV」での試合実況配信など、彼女たちの特性を活かした新しい試みでパ・リーグを応援。同年10月3日、オリックス・バファローズ冠協賛試合「hololive day」では球場内でのスタメン発表アナウンスのほか、オリックスのチアダンスチームが球場で踊ると、スクリーンのVTuberたちも一緒に踊る映像が流れるなど、現地で楽しめるパフォーマンスも。ステイホームで需要を高めたVTuberが、YouTubeの外に出て観客を楽しませる取り組みには、新たな可能性を感じた。ホロライブはジャパニメーションの文脈との親和性も高く、アイドル要素が強い上に、ホロライブEnglishやホロライブインドネシアといった拠点において海外ファンも多い。チャンネル登録者数100万人を超える猛者も複数人所属しているため、今後も国内外への幅広いPRに一役買っていきそうだ。
一方、同じくチャンネル登録者数100万人超えのVTuber/ライバーが所属する「にじさんじ」は、Jリーグ2022シーズンのJ1全18クラブとコラボ、葛葉や月ノ美兎ら18人が動画配信やグッズなどの企画を展開している。例えば、鹿島アントラーズ担当になった葛葉は、5月14日に行われた北海道コンサドーレ札幌戦で、スタジアムの大型映像装置での応援メッセージを放映したほか、スタジアムBGMに葛葉の楽曲が使用された。「にじさんじ」は業界一の人数を誇るタレント集団。それだけにチーム数の多いJリーグでも、人気VTuberでカバーできるところも強い。また、普段から大規模なゲーム大会などを頻繁に行っている流れもあり、ライバー同士がライバル関係となってJリーグを盛り上げていく様子も見ていて面白い。推しライバーが応援するチームは自ずと推しチームとなっていく可能性が高く、今後Jリーグの入口となることに期待したい。
先述した大型プロジェクトだけでなく、コロナ禍の影響で売り上げが低迷した酒蔵を支援するオンラインストア「KURAND」が始めた、お酒好きVTuberとのコラボ企画「VTuber酒蔵応援プロジェクト」や、茨城県を魅力度ランキング最下位から救い、経済効果5億円をもたらしたというVTuber 茨ひよりなど、この2年間でダメージを受けた中小企業、地方自治体を救う希望にもなりうるVTuber。エンタメ、地方創生、経済といった分野の未来を担う存在として、今後もますます普及していくことが予想される。