https://friday.kodansha.co.jp/article/239838

<僕としてはすごく楽しくオンライン飲み会が出来たと思っていた。そのとき、彼女がおつまみを食べていたので、『おかきをやらしく食べてみて』とお願いしたら、彼女も乗り気で『ペロペロ♡』と言いながら食べてくれました>

法廷でそう語ったのは『霜降り明星』のせいや(29)だ。

4月18日、せいやはいつもの派手な衣装を封印し、黒スーツにストライプの青ネクタイという服装で東京地裁の第103号法廷に現れた。この日、せいやが文藝春秋社を相手どって起こした損害賠償請求訴訟の公判が開かれ、せいやは証人として、出廷したのだ。

せいやはギャラリーが気になるのか、ソワソワしながら傍聴席をぐるりと見渡した後、「よろしくお願いします」と緊張した様子で裁判官らに一礼した。

今回の裁判で問題になっているのは、’20年6月18日に『文春オンライン』が報じた記事だ。同記事では、せいやが自粛期間中の’20年5月に『Zoom』を使ったオンライン飲み会を既婚の女性ファンA子さんと二人で開催。そこでセクハラ行為をしたと報じている。せいやは、彼女に対し「Sなの? Mなの?」「好きな体位は?」などとセクハラトークを連発。その後、自分の局部をどアップで映し、自慰行為をする様子を見せつけたという。これらの内容が、「自慰行為をするせいや」などの写真と一緒に報じられたのだ。

これに対して、所属先の吉本興業は文藝春秋社に猛抗議。記事の削除を求める仮処分命令を東京地裁に申し立てた。

「吉本から申し立てがあった後、10月18日に文春オンラインはその記事の公開をやめました。しかし、10月21日にせいやは、記事によってプライバシーの侵害と名誉棄損を受けたとして、損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて文藝春秋社を提訴したのです」(スポーツ紙記者)

そうして4月18日、午後2時10分から、せいやとせいやのマネージャーの証人尋問が行われたのである。最初は緊張していたせいやだが、公判が進むにつれ緊張が解けたのか、徐々に熱弁をふるい始めた。

「事件の1年前くらいにA子さんの方からインスタグラムのDMにメッセージが来ていたんです。『ハート』の絵文字がたくさんついていて、熱いメッセージでした。コロナでロックダウンになって、新しい出会いもない。当時、恋人とも破局していたので新しい出会いを、と思って返信したんです」

せいやによれば、二人とも互いを恋愛対象としてみていたという。お酒を飲みながら話すうち、二人の会話はエスカレートしていったとせいやは主張する。

「(冒頭の)おかきの件で話が一気に盛り上がって、僕が『おっぱい大きいの?』と聞いたら、向こうが部屋着のボタンをはずしておっぱいを見せてくれたんです。向こうもそれくらいしてくれるなら、こっちも見せるのがマナーやと思って、僕も(男性器を)彼女に見せました。彼女もその時喜んでスクショしていて、『オレの(男性器)をデータフォルダにいれておきたいくらい喜んでくれてる!』と思って、僕もめっちゃ嬉しかったんです」

それが、文春オンラインで公開された「自慰行為をしているせいや」の画像だったのだという。この画像が撮られた際、彼女は今まで出していた胸を隠し、せいやが一方的に下半身を出したように見える画像にしたのではないかと、せいや側は主張する。せいやはさらにこうも語った。

「A子さんも自慰行為を見せてくれましたよ。ちゃんと顔とおっぱいと下半身が見えるように画角も調整してくれて。その日のオンライン飲み会は、お互い『最高の思い出やん!』って言い合って和やかに終わりましたね。今思えば、騙されてたんやと思いますけど……」

以下略