4/19(火) 5:15配信
東スポWeb

中日・高橋宏はプロ初安打がタイムリーとなった(東スポWeb)

 中日投手陣の打棒が爆発している。3月25日の巨人戦(東京ドーム)で開幕投手を務めた大野雄の今季チーム初安打となる遊撃内野安打を皮切りに、翌26日には勝野がプロ初、中日投手では山井以来、5年ぶりとなる本塁打をマーク。それ以降も先発陣は次々と安打や打点を重ねて、18日現在、35打数9安打で驚異の打率2割5分7厘、1本塁打、6打点を誇る。

 これにはOBも「いくらなんでも打ちすぎでは(笑い)。広島の森下みたいに一人で打率4割(10打数4安打)ではなく、中日の投手はみんなが満遍なく結果を残しているのがすごい」と目を細めつつも「完全に野手顔負けの成績。投手陣の打率よりも低い野手は恥ずかしいと思わないといけない」と指摘する。

 立浪新監督の方針でキャンプ中から投手陣に対し、中村紀、森野両打撃コーチらが徹底的に打撃指導を行ってきた。7日のヤクルト戦(神宮)でプロ初安打初打点となる逆転の2点適時打を放ち、自らを援護してプロ初勝利を挙げた2年目・高橋宏は「紀さんや森野さんらが投手に対して熱心に教えてくれて、それが今、形になっている。キャンプ中に教えてもらわなければ、かすりもしなかった。森野さんからノーステップでピッチングと同じように打てと言われて、それが完全にハマりました」と大感謝する。

 大野雄は「自分たちも投げていて投手に打たれたら結構、しんどいし、投手が打ったら結構、点に絡むので」と力説。さらに「野手も負けてられないという気持ちにもなるでしょうし、打って損はないですね」と野手陣への相乗効果も期待している。

 これだけ投手陣が打ちまくっている限り、野手陣もそれ以上に奮起するしかなさそうだ。

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