4/4(月) 0:20配信
東スポWeb

 中日・阿部寿樹内野手(32)が値千金の決勝打を放ち、チームを3連勝に導いた。

 3日の広島戦(バンテリン)で「5番・二塁」で先発出場。先発・柳と遠藤との投手戦となったが、6回二死からビシエドが二塁打で出塁すると、続く阿部が140キロ直球を叩き、左前へ先制適時打を放ち、終わってみればこれが虎の子の1点となった。

 5番の役割として「ビシエドの後なので、チャンスが来たら打ちたいし、後ろにもいい打者がそろっているので、何とか自分で決めるんじゃなくて、つないでつないで、という思いではいる」と言いながらも「タンケ(ビシエドの愛称)が苦しんでいる姿を練習とかで見ているので、何とかホームにかえしたいという気持ちだった」と明かす。

 明大の5学年後輩である柳を援護射撃したことには「ここ近年はずっと頑張ってくれているので、投手には全員ですけど、何とか勝ちをつけたいと意識しながらやっている。かわいい後輩ですよ。僕から見てなんて、おこがましいですけど、すごい投手だと思います」と力説する。

 いまだ打率は1割8分8厘だが、これで3試合連続打点をマークするなど状態は上がってきており「先に点を取ってあげて楽にしたい、楽に投げさせてあげたいとずっと思っている。もっと前の段階から点が取れればいいなと思う」と気を引き締めている。

 わずか1得点で勝利した立浪監督も「本当にチャンスがそこしかなかったけど、そのワンチャンスを生かせた。阿部もまだ打率的には低いが、ポイントポイントでタイムリーだったり、犠牲フライだったり、打ってくれている。非常に重要なポジションで一番大変なところ。今の打線でいえば彼しかいないので頑張ってもらいたい」と期待を込めた。

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