ユーチュラ
2022年4月1日 12:11

元・迷惑系YouTuberの「へずまりゅう」が一昨年にスーパーで魚の切り身(販売価格428円)を食べたなどとして窃盗などの罪に問われて控訴していた件で、最高裁判所が3月29日付の決定で上告を棄却。懲役1年6月、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決が確定することになり、これを受けてへずまは4年間の「SNS休止」を宣言しました。

有罪確定で「4年間SNSできなくなる」

へずまは3月31日、自身のツイッターで「【緊急告知】魚の切り身428円を会計前に食べて会計をすると言う行為で有罪判決が確定しました!」と報告。続けて「これから4年間保護観察がつくのでSNS活動ができなくなりました!さよなら」と綴り、突然のSNS休止を発表しました。

ファンから驚きの声が寄せられると、へずまは「保護観察が4年ついてSNSの活動が制限されるから4年SNSができなくなる。そして俺は今北海道行きのフェリーだが明日山口県に帰らないといけない。約束を破れば即刑務所2年だ!」と説明。

最後に「当初は無視して2年(刑務所に)入る予定だったがもう気力がない!みんな俺は4年間バイト生活頑張るから応援よろしくな!」と、4年間はネット活動から離れてバイト生活を送る予定だと明かしています。


保護観察の遵守事項に「SNS投稿の禁止」か

へずまはスーパーで会計前の商品を食べたり、衣料品店に「偽物の商品だ」などと返品を迫る動画を撮影して窃盗や威力業務妨害などの罪に問われ、昨年8月に一審で有罪判決を受けていましたが、スーパーの件に関しては無罪を主張して控訴していました。

控訴後はツイッターやTikTokなどのSNS活動を軸として、地元・山口の参院補欠選挙への立候補、格闘技大会への出場、ホスト転身などさまざまな分野に挑戦。4月1日からは「全国偽善活動編」としてレンタカーで全国行脚しながら「人助けをする」と発表していましたが、それも今回の有罪確定で取りやめになったようです。

「SNSの活動が制限される」ということに疑問の声も上がっていますが、保護観察ではそれぞれの犯罪の性質や再犯リスクの要因によって個別に「特別遵守事項」が定められることがあります。へずまの場合は、動画のネタが過激化したことで犯罪に及んだ背景があるので「動画投稿やSNS投稿の禁止」といった遵守事項が定められている可能性があるようです。

遵守事項に違反すると執行猶予を取り消される(刑法第26条の2)場合があり、へずまはそれを避けるために「4年間のSNS休止」を決断したとみられます。

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