アジア・サッカー連盟(AFC)の投稿が物議を醸している。

 AFCの公式インスタグラムが3月30日に公開したのが、前日に埼玉スタジアム2002で行なわれたカタール・ワールドカップのアジア最終予選、日本対ベトナムのワンシーンだ。

【動画】サルの絵文字とともにAFC公式が投稿した吉田麻也の決定機逸シーン
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=107560

 54分にDF吉田麻也の一撃で同点に追いついて迎えた78分、そのキャプテンにビッグチャンスが訪れる。右サイドから守田英正が送り込んだクロスに谷口彰悟がヘッド。敵GKが防ぎポストに当たったボールがゴール前にこぼれるが、左足で放った吉田のシュートはわずかにゴール右へ外れてしまった。


 AFCは、この決定機逸シーンの動画を「吉田麻也のファンは目を逸らして!」という一文にサルが目を隠している“見ざる”の絵文字を添えて投稿した。

 この投稿には、「なんてことだ!」「奇妙な瞬間」「これは笑える」「最も難しい方法でシュートしてしまった」「右足のほうが良かった」といったコメントとともに、「猿の絵文字の意味を教えて。差別じゃないんですかね?」「なぜサルと一緒に投稿したのか?AFCは、サウジアラビア対日本でのマヤに対する人種差別的な行為を忘れているようだ」といった批判の声も寄せられた。

 コメントにもあったように、0-1で敗れた昨年10月のサウジアラビア戦の試合後、インタビューを受ける準備をしていた吉田が、サウジアラビアのファンから人種差別的なジェスチャーされ、激怒するという一幕があった。

 そうした経緯もあり、わざわざサルの絵文字を使用してミスをしたシーンを取り上げたAFCに疑問の声があがっている。

サッカーダイジェスト 3/31(木) 5:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/96ac3762ac9b0dd03d99ff7f3416e727e8ef661a

写真
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220331-00107560-sdigestw-000-5-view.jpg?pri=l&;w=640&h=482&exp=10800