サッカーウクライナ代表の“英雄”で現役引退後は監督も務めたアンドリー・シェフチェンコ氏(45)が自身の公式ツイッターを更新。反戦メッセージを世界中に呼びかけたが、ネット上ではシェフチェンコ氏に対するある要望が相次いだ。

 シェフチェンコ氏はロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、これまで自身の公式ツイッターで「友人と家族が危機に瀕しています。お願いです。ロシア政府に侵略と国際法違反を止めるように呼びかけ、我々の国をサポートしてください」などと反戦メッセージを発信し続けてきた。28日(日本時間午前2時)には「ウクライナでの戦争をストップして!ウクライナに栄光あれ!」と投稿。「戦争はダメ」「戦争を許さない」などと書かれたプラカードを持つ人々とともに“デモ”のような行動に参加する姿を披露した。

 この投稿に対し、ネット上では「唯一無二のアンドリー。私たちはいつもあなたと一緒に立っていることを知っています」「スポーツと人生のすべての人のための模範による偉大なチャンピオン」「あなたは私たちにとってミランの家族の一人、シェバです」「同意。これは戦争ではなく、侵略です」など好意的なコメントが上がった。

 ただ最も多くの反響があったのはシェフチェンコ氏に対する要望で「あなたはアブラモビッチ(チェルシーのオーナー)と親交がありますよね。彼と話をして、プーチンを止めるように説得してください」「プーチン大統領に戦争を止めてもらうためにあなたの友人のロマン・アブラモビッチにDMしてください」「あなたはプーチン大統領と親しい友人であるロマン・アブラモビッチと親しい友人です。戦争を止めるためには、まずはあなたの友人を呼ぶべきです」といったコメントが殺到。

 シェフチェンコ氏は現役時代、アブラモビッチ氏がオーナーを務めるチェルシーでもプレー。ロシア人の大富豪であるアブラモビッチ氏はプーチン大統領と“親交”が深いことが知られており、戦争終結のためファンからシェフチェンコ氏へ強い要望が相次いで届いた。

 なお、アブラモビッチ氏はロシア軍のウクライナ侵攻を受け、チェルシーの経営を同クラブの慈善財団の管理者へ譲渡。英国内でプーチン大統領と“親交”が深い同氏へ批判が高まったため、資産凍結やオーナーはく奪などの制裁に向けて一足早く動き、関係者やサポーターらの懸念を解消しようとしたとみられている。

スポニチ 2/28(月) 19:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/277f2464aaae3fbef05c68454dec4581e8f3f668

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