ユヴェントスは28日、フィオレンティーナからセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチを獲得したとクラブ公式サイトで発表した。背番号は「7」。
 契約期間は2026年6月30日までの4年半。移籍金は7000万ユーロ(約90億円)で、成績によって最大1000万ユーロ(約13億円)の追加ボーナスが加わり、今後3年間で支払われる。また、連帯貢献金など1160万ユーロ(約15億円)が追加費用となる見込みとクラブは発表している。

2000年1月28日生まれのヴラホヴィッチは、得点力・パワー・テクニックを兼ね備えた左利きのストライカー。2014年に母国の名門パルチザンの下部組織に入団し、2016年2月にクラブ史上最年少の16歳と24日でトップチームデビューを飾った。同年4月には16歳と2カ月5日でクラブの最年少得点記録も樹立。2018年7月におよそ200万ユーロ(当時レートで約2億5000万円)の移籍金でフィオレンティーナに加入した。
 1年目の2018−19シーズンはプリマヴェーラ(リザーブ)で21試合19得点を記録し、セリエAでは10試合に出場。19−20シーズンはトップチームでの出場時間を大幅に伸ばし、公式戦34試合で8ゴールを記録した。そして3年目の2020−21シーズンにブレイクし、セリエAで得点ランキング4位の21ゴールを叩き出した。2020年10月には代表デビューも果たし、これまでに14試合で7ゴールを挙げている。

イタリアでの4年目を迎えた今季のセリエAでは、第23節終了時点で得点ランキングトップタイの17得点をマーク。また、2021年はリーグ戦で年間通算33ゴールを挙げ、2020年のクリスティアーノ・ロナウドと並んで直近60年のセリエAにおける年間最多得点を記録した。

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