1/29(土) 6:15配信
東スポWeb

コロナ陽性判定を受けた吉田輝星(東スポWeb)

 ビッグボスもコロナの猛威には勝てないか…。

 日本ハムは28日、林孝哉一軍ヘッドコーチ(48)、吉田輝星投手(21)、渡邊諒内野手(26)、浅間大基外野手(25)がPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを発表した。

 浅間は咳などの症状があるが、林ヘッドと渡邊、吉田の3人は無症状。4人は現在、自宅や沖縄で隔離療養中だが今後は所轄の保健所の指示に従い対応していくという。

 キャンプを目前に控えたこの時期にまさかの新参謀≠ニ主力選手3人の感染。最も衝撃を受けているのは今季チームの指揮を執る新庄剛志監督(49)だろう。

 沖縄での春季キャンプでは監督自身が注目を浴びながら若手主体の選手を鼓舞。3年連続Bクラスに沈むチームの底上げに意欲を燃やしていた。その構想を間近に控えたこの時期に監督の片腕となるはずだった林ヘッドと主力3人がキャンプ出遅れを余儀なくされたのだから頭が痛いはず。

 中でも吉田は新庄監督が「打の清宮」と並び春季キャンプで成長を期待していた投手。昨秋キャンプでも吉田の威力のある剛球に目を細める場面が何度も見られた。

 そんなビッグボスの熱い思いにプロ4年目を迎える右腕も「昨年以上にアピールしないといけない」と今季の飛躍を誓い、年明けから鎌ヶ谷の二軍施設などでトレーニングを続けていた。その矢先の一報だけに新監督のショックは計り知れない。

 ここ数日は他球団でも選手、球団関係者のコロナ感染が急増していたが、日本ハムは対策を徹底。被害を最小限に食い止めビッグボスの船出に備えていたが…。新監督はこの苦境をどう乗り越えチームを立て直していくのか。

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