1/12(水) 16:41配信
東スポWeb

この日誕生日を迎えた村田(東スポWeb)

 ボクシングの帝拳ジムの本田明彦会長は12日、東京・神楽坂の同ジムで取材に応じ、昨年12月29日に予定していたWBAミドル級王者・村田諒太(36=帝拳)とIBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦を4月をめどに行う意向を明かした。

 同王座戦は昨年末、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を巡る水際対策によって延期。その日程について本田会長は「本当は2月にできるかどうか?を12月20日にゴロフキン側に返事をする約束だった」というが、世の中の感染状況は悪化。待たされた揚げ句に2月開催を断念せざるを得なかった。本田会長は延期の日程を「4月」に設定しつつ、この状況に理解を示すゴロフキン側へ感謝の言葉を並べた。

「今までウチがどれだけ苦労してきたか?を知って、待ってくれている。飛行機のチケットも3回取り消し、全部お金が懸かっている。そういうことも全部分かってくれている。ウチが希望を持っている限りは、向こうもついてきてくれる。本当にいいヤツですよ」

 目標の4月開催へ向けて準備は万端だ。放映権やチケットの手配など課題は山積。それでも本田会長は「今、外務省がどうぞって言ったらすぐにできる状態。審判の手配、書類などは全て出来上がっている」といい、最後は「もう4月に懸けるしかない」と語気を強めた。

 この日、36歳の誕生日を迎えた村田。ケーキをプレゼントされた後はスパーリングで汗を流した。先行きが不透明な状況に「早く決まってほしい。疑心暗鬼になる」と戸惑いも隠せないが、2年ぶりの試合に向けては「強くなる努力はしてきましたし、練習を怠ったことはない。手は抜いていません」と意気込む。

 世紀の一戦は果たしてどうなるか。

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