1/9(日) 5:15配信
東スポWeb

救急車で搬送されるへずまりゅう(東スポWeb)

 まだあきらめていなかった。元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう(30)が8日、配信者の格闘技大会「ギガフェス」で、元ミスター・アウトサイダー≠フ啓之輔(38)とキックボクシングルールで対戦し、7秒でKO負けを喫した。アゴを粉砕され、病院送りとなり、さすがに懲りたかと思いきや「自分が弱すぎて腹が立つ」と再起を誓った。

 へずまは昨年9月に「格闘家になる」と迷惑系ユーチューバーから更生を図るために格闘家への挑戦を表明。これまで2戦して、1勝1敗の戦績だったが、勝利したのは格闘技未経験の素人相手で、実質は未勝利だった。

 にもかかわらず、3戦目の相手は朝倉未来・海兄弟を輩出した総合格闘技大会「ジ・アウトサイダー」で、チャンピオンだった啓之輔だ。レベルの差は歴然で、周囲から無謀と言われてもへずまは50キロ近く上回るウエート差と8歳の年齢差で、「勝機がある」とオファーを受け、ろくに練習もせずにリングに上がった。

 結果はぶざまなKO負け。しかもアゴを打ち砕かれて、救急搬送されるハメになった。血ヘドを吐き、何もしゃべれないへずまだったが、意識もうろうとしながらもスマホを要求し、「(啓之輔は)強かった。自分が弱すぎて腹が立った。鍛え直します」と筆談で寄せた。

 学生時代にアマレスの下地があるへずまは、迷惑系ユーチューバー時代にシバターをベアハッグで封じ込めれば、朝倉未来を打撃なしルールの道場マッチで投げ飛ばした過去がある。

 これが「MMA(総合格闘技ルール)ならへずま最強」として、ネット上で語り継がれているゆえんで、へずまも「リングに上がれば覚醒する」と天狗になって、練習に取り組んでいなかった。

 今回の敗戦で、その伝説も完全に崩壊した感はあるが、それでも再起の道を選んだへずま。今度こそ本気で格闘技と向き合うか――。

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