2020年に引き続き、コロナに翻弄されたこの1年。そんな中でもマンガ界はむしろ活況! 多くの話題が世間を賑わせた。本誌ならではの、マンガのニュースをピックアップ! これを読めば、いまのマンガトレンドはバッチリ!?

NEWS1:大物の異世界転生相次ぐ

「異世界転生もの」の隆盛が続いている。もともとは「小説家になろう」発のライトノベルが発端だが、アニメやゲームなどにメディア展開して広い層から支持されるようになり、人気はロングテール化した。近年は2019年の『騎士団長 島耕作』に代表されるように、メジャー作品のスピンオフの題材になることも多くなってきた。

『刃牙』シリーズの烈海王(『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』)やルパン三世(『ルパン三世 異世界の姫君』)なども続々と異世界に転生。『進撃の巨人』最終34巻が刊行された6月9日には、主人公エレンが異世界に転生するパロディ予告が朝日新聞の朝刊に全面広告として掲載された。すでに「異世界転生もの」は、一過性のブームというよりは、一ジャンルとして定着した感さえある。今後もメジャーキャラクターの転生は続きそうだ。次はいったい誰が異世界に召喚されるのだろうか。

NEWS2:島耕作氏、新型コロナウイルスに感染!

 財界に衝撃が走った。国内大手電機メーカーTECOTの元会長・島耕作氏(73)が新型コロナウイルスに感染したという。島氏といえば、初芝電器と五洋電機のM&Aで主導的な役割を果たしたとして、初芝五洋ホールディングス(現TECOT)の初代会長を5年間務めた「ミスターTECOT」。会長時代には日本経済連合会で幹事を務め、相談役に退いた現在でも経済交友会の代表幹事を務める財界のキーパーソンでもある。

 島氏が高齢であることから、一時はかなり病状が不安視されたようだ。「相談役はコロナ禍でも会食をしたり、マスクの装着も徹底されていなかったようです。検査で陽性が判明したとき、秘書課は蜂の巣をつついたような大騒ぎでしたよ」と語るのはTECOT関係者のA氏。

 その後、島氏は品川区のホテルで約2週間の隔離療養を経て快癒し、現在は以前にも増して精力的に活動しているそうだ。なお、この様子は『相談役 島耕作』4巻に詳しい。

週刊文春 12/29(水) 17:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f184a28c5664df7ebd6927e20071d3dfbdb4db5

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