2021年12月21日 22時01分
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 先週末(12月17日〜12月19日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が興行収入2億6,013万8,569ドル(約299億円)という特大ヒットで断トツの首位デビューを果たした。これは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を抜き、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に次いで歴代2位となるオープニング興収だ。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル115円計算)

 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、トム・ホランドが主演を務める『スパイダーマン』シリーズ第3弾にして集大成。ピーター・パーカーの依頼を受けたドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が危険な呪文を唱えたことによって、マルチバース(いくつもの並行世界)が発動し、過去シリーズの悪役たちが一つのユニバースに集結するさまを描く。

 現在、アメリカではオミクロン株によって新型コロナウイルスの感染者数が激増しているとあって、オープニング興収は1億3,000万ドル〜1億5,000万ドル(150億円〜173億円)程度かと控えめな予想がされていたものの、ふたを開けてみれば初日1日だけで1億2,196万4,712ドル(約140億円)を上げる破格の大ヒット。全米では早くも『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の最終興収を抜いて今年最大のヒット作となり、世界興収は6億93万8,569ドル(691億円)に達している。

 ギレルモ・デル・トロ監督のサスペンス・スリラー『ナイトメア・アリー』は興収281万1,703ドル(約3億円)と苦戦し5位デビューだった。(編集部・市川遥)

12月17日〜12月19日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
2(2)『ミラベルと魔法だらけの家』
3(1)『ウエスト・サイド・ストーリー』
4(3)『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
5(初)『ナイトメア・アリー』
6(4)『ハウス・オブ・グッチ』
7(初)『プシュパ:ザ・ライズ - パート1(英題) / Pushpa: The Rise - Part 1』
8(5)『エターナルズ』
9(7)『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』
10(6)『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』