勝見壮史2021年11月29日 11時30分

(写真・図版)
6月にあった千葉―東京ヴ戦。ともにJリーグ開幕時から参戦する「オリジナル10」のクラブだが、10年以上J2から抜け出せずにいる



 「沼」「魔境」――。

 サッカーのJ2は、ファンの間でこう呼ばれることもある。J1から一度落ちてしまうと、なかなか抜け出せなくなってしまうからだ。28日にJ1昇格を決めた京都サンガも、実に12年ぶりの復帰となる。J2というリーグは、なぜこれほど難しいのか? 浦和レッズとFC東京で監督経験があり、Jリーグ副理事長を務める原博実さんに聞いた。

 「答えは一つではないが、実力が拮抗(きっこう)してきているというのは、間違いなくある。上位から見ても『あそこなら勝てる』というクラブが見当たらないのが、いまのJ2。(2回戦総当たりの)42節と試合数も多い。実力が拮抗し、非常にタフなリーグと言える」

 J2は1999年に10クラブで始まった。J1経験組が上位にいて、新興クラブが追いかける。そんな発足当時のような構図は、今はない。

 「どっぷりつかっちゃうと、抜けられない。なじんでしまうと、上にいくパワーもなくなってしまう」
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.asahi.com/articles/ASPCY053HPCXUTQP01V.html