11/26(金) 5:15配信
東スポWeb

8回、3ランを放ち確信の表情の山田(東スポWeb)

 20年ぶりの日本一へ王手をかけ、オリックスとの日本シリーズ第5戦(25日=東京ドーム)に臨んだヤクルトは5―6で敗れた。接戦を落としたが、好材料もある。それが燕のトリプルスリー男・山田哲人内野手(29)の復調気配だ。

 敗戦ムードが漂う2―5の8回無死一、二塁でオリックスの8回の男・ヒギンスの5球目のチェンジアップを完璧にとらえ左翼スタンドへ同点の1号3ランをたたき込んだ。

 その打席まで17打数2安打1打点、打率は1割1分8厘だった。ここまでも「スイング自体は自分的にはすごい振れてました」としつつも山田は「読みが少し違うというのはあった。直球を待つと変化球、変化球待てば直球で…」と振り返る。

「そういう運もないのかなと思っていた」。それでも待ちに待ったシリーズ1号が飛び出し「あの当たりはしっかりタイミングも取れましたし、イメージ通り強い打球も打てたので良かったなと思う」と前向きな気持ちに変化した。

 高津監督は「練習では悪くなかったのでそのうちにと思ってたんですけど。結果が出なかったので、本人もモヤモヤしたのもはあったかもしれないですね」と話し「これでまた気分も変わるんじゃないですか」と今後の山田に期待を寄せていた。 

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