11/20(土) 19:34配信
スポニチアネックス

JT杯決勝戦前日会見に臨んだ藤井聡太竜王(撮影・我満 晴朗)

 藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖との4冠)と豊島将之JT杯覇者(31)が対戦する第42回日本シリーズJT杯決勝の前日会見が20日、都内で行われた。初優勝を目指す藤井は、あす21日に千葉市の幕張メッセで行われる公開対局に出場する。

<藤井竜王の一問一答>

◆ファンからの質問

――昼寝はしますか?

「ほとんどしないが、対局翌日には家に帰ってから2、3時間睡眠とる」

――対局で使用している「しろたん」(アザラシのキャラクター)巾着袋が話題。中身は?

「えーっと、そうですね、中身はヒミツです(笑い)」

――一週間休みがあれば何をしたい?

「対局が多いことは充実感はある。今なら(何もせずに)ゆっくり休むと思います」

◆記者会見

――あすは今年最後の豊島九段との公式戦。

「今回(JT杯で)初めて決勝戦を戦えることを嬉しく思っています。これまでと違った新鮮な気持ちです」

――王将挑戦権獲得から一日が経ったが、気持ちに変化などは?

「今日はゆっくり休むことができたので、明日は普段通りの状態で臨めそうです」

―過去に出場したテーブルマークこども大会の舞台では涙したことも。そこから活きている経験は?

「10年以上前なのではっきり覚えていないが、ステージの上で対局できること自体初めてだったので、楽しみにしていたのにミスしてしまい悔しかった。そういったことがないように、一手一手考えて指さないといけないなと思った。子供時代に観戦して勉強していたので、その(プロ公式戦決勝戦の)舞台に立てるだけで光栄。決勝戦がとても楽しみ」

――2日制のタイトル戦など持ち時間の長い将棋と、JT杯のような早指し棋戦で思考に違いは?

「指し手の選択時間が異なるので、判断を省略して決断良く指していく必要なあるのかなと思います」

――今年のタイトル戦ではデザートの選択も話題になった。

「自分の好みで、興味を引かれたものをいただいています。(おやつ選びが)注目していただいているのは予想していなかった。おもしろいと思いましたし、取り上げていただけるのはありがたいと思っています」

――早指し棋戦の魅力は?

「普段の対局と感覚も異なるので、それに合わせて決断良く指す必要があるので新鮮。見て頂く方にとっても、そういったスリリングな展開を楽しんでいただければ」

――こども大会に参加する選手たちへ

「自分も子供の頃は、負けると冷静に対局を振り返ることはできなかった。負けて悔しい気持ちも大切に、将棋を楽しいと思えることが一番。明日もそういう気持ちを持って指してほしい」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/6ead55a10a05e5faedf376ab9884091bbf2e62a7

しろたんの巾着袋
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