11/19(金) 16:56配信
夕刊フジ

NHKにはしっかり出ている3人

 元SMAPの香取慎吾(44)が、NHKの太平洋戦争80年の特集ドラマ『倫敦(ロンドン)ノ山本五十六』に主演することになった。NHKでは、草なぎ剛(47)が大河『青天を衝け』に、稲垣吾郎(47)が朝ドラ『スカーレット』に出演するなど「新しい地図」との蜜月ぶりが際立っている。NHKは、なぜ彼らを重用するのか。

 香取がNHKのドラマに出演するのは、新選組の近藤勇役で主演した大河『新選組!』(2004年)以来、17年ぶりになるという。

 「香取としては、今年1月期にテレビ東京系『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室』で久々に地上波ドラマに戻ってきました。NHKも今回は地上波での放送になります」とテレビ誌編集者は話す。

 香取ら「新しい地図」のメンバーは事務所を退所した後、一時期、地上波のテレビ番組から姿を消した。しかし、NHKだけは彼らを出演させてきた。

 「もちろんNHKが起用するのは、彼らの演技力がそれぞれ高いからです。しかし、彼らが独立した当初は、舞台出演などが話題もののニュースとして取り上げていました。NHKはニュースを報じる報道部門と番組をつくる制作部門の力関係が均衡しています。制作側は民放同様に彼らの扱いを配慮しようとしましたが、報道側が積極的に彼らを取材したんです」と先のテレビ誌編集者。

 「そうこうするうち、彼らの縦横無尽な積極的な活動ぶりは無視できなくなったのです。民放でも彼らの起用について抵抗はなくなってきています。しかし逆に、香取らが民放と距離を取り、NHKと近づいているのです。一番苦しい時期に、誰が手を貸してくれたかということですよ」と続ける。

 NHKは9月、Eテレでも『ワルイコあつまれ』という不定期バラエティーを放送した。ここでは、香取が人気キャラである慎吾ママや、草なぎが大河と同じく徳川慶喜で出演し注目された。

 「今年開催されたパラリンピックでも、香取、稲垣、草なぎの3人はこれまでの活動が認められて、プレゼンターとして登場しています。これだけNHKとの蜜月が続いていると、大みそかの紅白歌合戦にも何らかの形でかかわるとみられています。他のSMAPメンバーや昨年で活動休止した嵐のメンバーらとからむことになったら、話題性は抜群でしょうし」と週刊誌記者は話す。

 要は誰と組めば、ウィンウィンの関係になるのかということだ。

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