11/20(土) 5:15配信
東スポWeb

実力派がひしめき合うジャニーズ事務所(東スポWeb)

 大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」出場歌手が19日、同局で発表された。昨年の7組から2減の5組となったジャニーズ勢の中に、驚きの名前があった。初出場となる「KAT‐TUN」だ。一方で先日、デビューしたばかりの「なにわ男子」の名前はなし。いったいなぜこのような采配≠ニなったのか――裏側を徹底追跡した。

 6人組としてデビューしたが、メンバーが次々と脱退し、今では亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人組となったKAT‐TUNは今年、デビュー15周年を迎えた。

「ジャニーズは節目を大事にする事務所。今年のKAT‐TUNは15周年ツアーもやったし、事務所をあげての雰囲気はありましたからね。10周年の時はメンバーが脱退、グループは充電期間となったため大掛かりにお祝いはできず。だからこそ15周年で満を持して初出場となったのでしょう」(芸能プロ幹部)

 KAT‐TUNとしては、ようやく念願がかなった。

「昨年、バラエティー番組に亀梨が出演した時、東野幸治から紅白の話を振られて『紅白は分からないです。僕、出たことないです。まだ呼ばれてないんです』と苦笑いしていました。本人としては相当、悔しい思いをしていたはずです」(芸能関係者)

 その一方、出場の可能性が取りざたされていたのが、なにわ男子だ。今月12日にシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」でデビューすると、初週70・6万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで1位を獲得。これはデビューシングルの初週売上としては今年度、最高だ。

 デビューから日は浅いにもかかわらず、話題性は抜群だけに選ばれても不思議ではなかった。にもかかわらず外れた理由を、前出の芸能プロ幹部がこう解説する。

「なにわのデビューに向けて、ジャニーズは猛プッシュし続けた。連日、テレビ番組に出演しまくり、本屋に行けばなにわが表紙の雑誌が並んでいます。デビュー前だから、とほほ笑ましく見ていた他グループのファンの間では、あまりの推され方に面白くないな≠ニいう雰囲気が出始めています」

 そんなピリピリしたムードの中、紅白出場なんてことになれば、味方であるはずのジャニーズファンから集中砲火を浴びかねない。

「急いで今年出なくても、1年待てばいいだけの話ですから。それよりもゴリ押し扱いされる方が怖い。なにわの現在の立ち位置や今後を考えると、今年は出場しない選択がベスト」(前同)

 デビューから苦労を重ねて15周年を迎えたKAT‐TUNの初出場には、他グループのファンも心から祝福している。一方、なにわ男子は出ないことで、他グループファンの嫉妬を免れた。ジャニーズの采配はズバリとハマったようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/78dc6b73b1fa045d594c087a474c654b84291699