2021年の紅白歌合戦は、「BiSH(ビッシュ)」、「DISH//(ディッシュ)」問題で幕が開けた。19日、NHKで行われた会見。初出場の6組が姿を現し、NHKの和久田麻由子アナウンサーが赤組から紹介を始めた後に“事件”は起きた。

「BiSH」の紹介時、聞き間違えた「DISH//」が頭を下げる珍事が起きた。

 和久田アナは「失礼しました。紅組のビッシュのみなさんです」と苦笑しながらフォロー。しかし、これだけでは終わらなかった。楽器を持たない女性6人組パンクバンド「BiSH」のセントチヒロ・チッチが切り出した。「ここで私たちの気合をやらせてください」。そしてライブ前に行うという円陣を組み、こう叫んだ。

 「ち○ぽー!」

 紅と白の衣装に身を包んだ6人が発した掛け声に会場からは笑いが。チッチは「2年前から出たい、出たいぞと言霊を放ってきた。もちろん、ち○ぽーはやりたい」と意気込んだ。NHKの一坊寺剛チーフ・プロデューサーは「めっちゃおもしろかったですよね。生放送じゃなくて良かったです」と笑ったが、スタッフから「ち○ぽ」がNGワードだと伝えられ「NHKなので。ご理解いただければ」と了解を求めた。

 一方、“もらい事故”となった白組の「DISH//」。北村匠海(24)は「(冒頭で)聞き間違えてすみませんでした」とあいさつ。名前の似た「BiSH」のように円陣を披露してほしいという要望が出されると、「あれより笑いを取れる自信がない。やりますか? ちくしょー、変なバトンもらっちまったな〜」と天を仰いだ。それでも、4人で円陣を組んだ。

 「中華と言ったら? 酢豚!」

 北村は「すみませんでした。誰も酢豚派ではないんですが願掛けなんです。恥ずかしいな。8、9年くらいこの掛け声でやらせていただいています。お辞儀を間違えてからずっと醜態をさらしている」と話して爆笑を誘った。「BiSH」、「DISH//」という似た発音から派生した“ハプニング”の連続。大みそか、この2組から目が離せそうにない。

スポニチ 2021年11月19日 16時49分
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