ベルギー人のマンチェスター・シティサポーターの男性が重篤状態に陥っているという。イギリス『サン』が伝えている。

19日に行われたチャンピオンズリーグのクラブ・ブルージュvsマンチェスター・シティ後に事件は起こった。ヘンク近郊にある高速道路のパーキングエリアで、現地在中のシティサポーターの男性が、複数のクラブ・ブルージュサポーターに絡まれ暴力を受けた。

被害に遭った男性は、公式サポーターズクラブの『ブルームーン・ベルギー』に所属するグイドという名前の63歳の男性で、事件当時スカイブルーのスカーフを身に付けていたという。

試合はシティが1-5で大勝しており、ホームでの予想外の大敗にクラブ・ブルージュサポーターは気が立っていたのだろうか、複数でグイドさんに襲いかかり、頭を殴るなどして重傷を負わせた。現在は病院に運ばれ、生死の境を彷徨っている状況なのだという。

グイドさんの息子で、『ブルームーン・ベルギー』の共同会長を務めるユルゲンさんは、ベルギー『HLM』に事件発生時のことを細かく説明している。

「試合後、私たちはトロンシエンヌを走る高速道路のパーキングエリアに立ち寄っていました。車を走らせている間、父は外で友人を待っていました」

「そこにクラブ・ブルージュのサポーターが近づき、父の首からスカーフを引き抜きました。父がそれを返してくれと言ったところ、頭に強烈な一撃を受け、その後、犯人は父を放置して逃走しました」

この悲報には、マンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングも反応し「早く元気になってほしい」とツイート。また、クラブは声明を発表し、被害者家族や関係者へお見舞いの言葉を送った。

「昨晩、ブルージュで行われたチャンピオンズリーグの試合後、サポーターが襲撃されたという報道を聞いて、マンチェスター・シティの全員がショックと悲しみを受けています」

「現在、クラブ・ブルージュの関係者、ベルギー警察、グレーター・マンチェスター警察と協力して、さらなる情報の収集に努めています」

「このベルギー在住のサポーターのご家族、ご友人の皆様には、心よりお見舞い申し上げます」

なお、フランス『レキップ』によると、捜査に関連して5名の容疑者が逮捕されたとのことだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5557b3880a5db6ff3d2f24eb5240e7f6eea518f2